当院では、東洋医学・医療の確立に寄与するために、さまざまな活動と研究を行って おります。このコーナーでは、当院の研究の一部をご紹介いたします。また、当院に 関する情報もテレビ・新聞・ラジオ・有線・各種出版物等で公表されたものに限りご紹介いたします。


論文一覧
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2007年(平成19年)第16回 日本柔道整復接骨医学会学術大会 発表論文 NEW!!
【アキレス腱不全断裂の治験例 】



2006年(平成18年)第15回日本柔道整復接骨医学会学術大会 発表論文 NEW!!
【上腕骨外顆骨折の治験例 】

2005年(平成17年)第14回日本柔道整復接骨医学会学術大会 発表論文 NEW!!
【橈骨頭骨折の治験例 】

2004年(平成16年)第13回日本柔道整復接骨医学会学術大会 発表原稿 NEW!!
【下腿骨両骨骨折の治験例 】

2004年(平成16年)第5回世界鍼灸学会オーストラリア大会 発表論文
【東洋医学の学理研究 第4報】〜東洋医学の基本思想を易の論理にもとめて〜

2004年(平成16年)第53回全日本鍼灸学会 発表論文
【尿管結石に対する鍼灸治療】

2003年(平成15年)第12回日本柔道整復・接骨医学会 発表論文
【腓骨下端部骨折の治験例】−再整復の必要性−

2003年(平成15年)第52回全日本鍼灸学会 発表内容
【脊椎圧迫骨折に対する鍼治療】

2003年(平成15年)日本健康科学学会シンポジウム 健康科学と未病治
【鍼灸臨床における未病治】

2003年(平成15年)世界鍼灸学会オスロシンポジウム発表論文
【東洋医学の学理研究 第3報】 〜東洋医学の基本思想を易の論理にもとめて〜

 

2002年(平成14年)以前の論文一覧はこちらをクリック

 



テレビ・新聞・ラジオ・有線・各種出版物


●著書

上海博楚簡の研究(二)
2008年(平成20年)3月1日発行
監修者 池田和久 編集者大東文化大學上海博楚簡研究班
發行所 大東文化大學大學院事務室

2007年3月刊行した『上海博楚簡の研究(一)』に引き続き、出土された『周易』の注釈書である『上海博楚簡の研究(二)』が2008年3月に出版されました。大東文化大学大学院において10年にわたり出版されている出土資料研究の書は、近年世界で高い評価を受けています。世界中の研究者から来る賞賛の手紙や、中国・韓国・日本国内からいろいろな研究者・大学院生が研究室に訪れることがその証です。今回、執筆者として名前を連ねることは大変光栄なことでありますが、同時にこのことは中国学研究をする人たちにとって、最先端の研究をしている一人として見られることでもあります。それだけに、この出版は身の引き締まる思いでもあります。この経験を元に中国思想が鍼灸治療に与えた影響を明瞭にし、鍼灸医療に直結した用語の確立および鍼灸医療の体系化を確立することにつなげていきたいと思います。
鍼灸 事故防止マニュアル
清野充典著
2003年(平成15年)9月25日発行
株式会社 興仁舎 出版

鍼灸治療上の安全事項や、事故を防止するための注意事項を学生や東洋医学の初学者に対し分かりやすく書き表した歴史上初めての本です。鍼灸治療を知らない患者さんや西洋医学者・安全性を協議する立場にある厚生行政担当者・弁護士など幅広く見ていただける本です。鍼灸治療は安全かつ有効で再現性のある医療であり、多くの病気に対応できる21世紀にもっとも適した治療法であることを実感いただけます。
 


『ひとを治療するということ』43人の東洋医学臨床家の治す悩み克服法
2003年(平成15年)3月15日発行
医道の日本社出版

☆日本における中心的な臨床家43人の鍼灸治療に対する
姿勢・治療理念等がわかる専門書。当院院長の拙文も掲載される。

●刊行物

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(NEW!)
『医道の日本』(医道の日本社刊)2008年(平成20年)1月号(Vol.68 No.1)に「新年のことば」掲載される。

(NEW!)
『柔道整復接骨医学』2007年(平成19年) Vol.16 No.2 日本柔道整復接骨医学会刊行に、

「徒手整復法の適応と限界 第4報 −橈骨近位端骨折の治験例−」の論文が掲載される。

『医道の日本』(医道の日本社刊)2007年(平成19年)1月号(Vol.67 No.1)に「新年のことば」掲載される。

『柔道整復接骨医学』2006年(平成18年) Vol.15 No.1 日本柔道整復接骨医学会刊行に、

「徒手整復法の適応と限界 第3報
  −足関節両果骨折の治験例− 」の論文が掲載される。

内容はこちら

『医道の日本』(医道の日本社刊)2006年(平成18年)1月号(Vol.66 No.1)に「新年のことば」掲載される。

『鍼灸OSAKA』(森ノ宮医療学園出版部刊)2005年(平成17年)4月号(Vol.21 No.1)の医療シリーズ・尿路結石の特集に  

尿管結石を対象とした鍼灸治療
 ―病態に適応した鍼灸手技の選択が重要−が掲載される。

内容はこちら

『医道の日本』(医道の日本社刊)2005年(平成17年)1月号(Vol.65 No.1)に「新年のことば」掲載される。
「医道の日本』(医道の日本社刊)2004年(平成16年)10月号(Vol.63 No.10)の特集「消化器症状と鍼灸」に、当院院長執筆「臨床編 嘔気・嘔吐に対する鍼灸治療」が掲載される。

詳しい内容はこちらから


積聚会会報『積聚会通信』2004年(平成16年)7月号(No.43)に、臨床論考「腰痛を主訴とする患者の病態分析」が掲載される。

積聚会通信 「臨床報告」 腰痛を主訴とする患者の病態分析

清野鍼灸整骨院 清野充典
1.緒言 身体を「陰陽論」で病態把握する方法は、鍼灸治療において、治療方針および治療手技の決定を容易にすると考える。易の思想を背景に、小林詔司先生の陰陽虚実論と筆者の臨床経験を踏まえた分析を行った。
2.方法 対象患者の主訴を「腰痛」に限定し、陰虚・陰実・陽虚・陽実と病態把握した患者に対し、筆者が仮定する治療順序を用いて鍼灸治療を試みた。
3.東洋医学用語に付いて 近年、「證」は「証」の旧漢字で、ともに「症」とは別字とされる。だが漢以前の「證」と「証」は音も意味も違う別字で、「病候」をショウの音でいうのは「證」だけである。「証」は音がセイで、「いさめる」の意味だったが、元代になって音のショウと「病候」の意味が加わる。同時に「証」から「病候専用」の「症」がショウの音で新たに作字され、明代と江戸時代から普及した。近代になってsymptomを「症候」と翻訳したため、のち「證」・「証」と「症」はちがうという議論が生まれている。 文字は時代により使用上性格を異にしていくが、筆者は、身体の病態把握に「かたどり」の意味を表す「象」ショウを用い、「陰虚象」に対し「第一方式・順治」を行うという方法論を言語上検討している。
4.結果 第1から第4までの方式を用い「積聚治療」を行っている諸先生においては、日常「様々な腰痛」に対する臨床例をお持ちのことと拝察する。どの方式を選択するか臨床経験の差異によるところと推察するが、陰虚・陰実・陽虚・陽実、と病態を分類した「象」患者に治療を行った結果から得た、筆者の考える病態分析を列挙する。
1.人が静止状態を保つ力 =陰気 陰虚:同じ姿勢を保てない、静止状態 陰実:同じ姿勢を保てない、不随意に動く
2.人が動く力=陽気 陽虚:動くことが困難、冷えを伴う 陽実:動くことが困難、痛み・熱を伴う 治療方針を決定する際、上記ポイントをキーワードに鍼灸治療を実施したところ、問題なく症状の緩解を経験した。
5.考察 治療上、背部兪穴数穴で良好な結果が得られることから、治療方式決定以前に、病態把握が重要と考える。病態分析を裏付けるための1方法として、臨床経験の浅い臨床家に、上記方法による病態把握にもとづき鍼灸治療を実施してもらった。その結果、一定の刺鍼・施灸技術を有するものは、経験年数の差異にかかわらず、患者に有効性を確認してもらうことができた。先輩諸氏のご意見を賜りたい。追試していただければ幸甚である。
6.最後に 選経・選穴・刺鍼手技・施灸手技等に付いて細部にわたり精査する必要性を禁じえない。多くの英知を結集し、後世に範たる鍼灸医学構築を目指す必要性を感じる。日本で行われている鍼灸治療は「中国医学的鍼灸治療」であるが、日本の風土に合った医療に変容している。世界的に見て「日本伝統医学的鍼灸治療」と認識・呼称することが理解を得やすいようである。「日本伝統医学臨床学会」(仮称)を立ち上げ、日本の英知を建設的に発展させることが人類を中心とした多くの生命体に貢献すると独断で思っている。


明治鍼灸大学附属図書館報『駒の館だより』(第23号2004年(平成16年)3月1日発行)に、当院院長の随想〈「ひとの考え・思想を伝えてきたもの」−文字・符号・漢字ー〉が掲載される。


特集
「ひとの考え・思想を伝えてきたもの」
―文字・符号・漢字―

母校明治鍼灸大学を卒業し22年が経ちました。昭和62年に東京都調布市で開業し現在に至っておりますが、大学の同窓会「たには会」の副会長をさせていただいていることからたびたび日吉の地を踏んでおります。繁栄の一歩をたどっている母校をうれしく思い、また誇りに感じております。
昭和54年(1979年)に入学した当時は、鍼灸に関する本は殆どなく、主な情報誌は『医道の日本』誌以外に見当たらなかったため、各種講習会に足を運ぶしか情報を得る方法のなかった時代でした。昭和に名をはせた先生の著書も殆どなく、鍼灸関係の本が1冊出版されるたびに喜んで購入していました。当時よく読まれていた本は、首藤傳明先生(現日本伝統鍼灸学会会長)の『経絡治療のすすめ』でした。
昭和60年代(1985年以降)に入り情報誌が3〜4冊に増え、鍼灸関係の本が急速に増えました。有益な本は数冊で、枝葉末節を取り上げた内容のものが多いような印象を持っていますが、業界が活気付いてきた感はありました。
やがて10年が経ち、バブルが崩壊した1995年以降は情報誌が再び衰退し始めました。鍼灸関係の本もあらかた出尽くしたのか、目新しい本が目に付かなくなりました。時代は手紙からFAX、そしてEメールへと移り変わっていきます。活字から映像が主流になり、情報の伝達もスピーディーになりました。あふれかえる情報の中で必要な情報、正確な情報を取捨選択するのに余計な時間を要することも多々あります。大量の情報は、CDにコピーして郵送する時代になりました。本は重くて場所をとり、時と共に風化していくものになりつつあるのでしょうか。辞書は電子辞書。ゆっくりと文字を繙くこともなくなりつつあります。インターネットはお金と時間をかけず情報を手に入れることを可能にしました。
便利な世の中を痛感する2003年(平成15年)ですが、国民が落ち着いて物事を思考することがなくなった印象を受けます。ゆっくり読書をする、1文字1文字大切に辞書を繙き「漢字」という悠久の歴史を持つ象形文字をじっくり噛み締める、ということは人格形成にも役立ち柔軟な思考を養うはずです。情報はただ「知識」を収集していることに過ぎません。私は、人間社会を生きていくためには「知識」を「知恵」に替える必要があると考えています。書物をみて読み取ることも「知識」を得たことに過ぎませんが、先人が力を注いで書き上げた今に残る本をゆっくり読むことは、行間を読む力を養います。そのことこそが、「知識」を「知恵」に替える能力をつけるために必要なことであると考えています。「知恵」は人生最大の源になると考えます。
私事になりますが、平成15年10月25日に『鍼灸 事故防止マニュアル』と題した本を出版いたしました。歴史のあるこの分野で、誰もが理解できる言語を使用することの難しさを痛感致しました。自分の発する言葉・書き表す文字の意味を常に考え・学習している楽しい日々を送っています。

オランダの医学雑誌『The European Journal』2004年(平成16年)2月号に当院院長の論文が掲載される。


感謝状

東洋医学の学理研究(英語)
『季刊 東洋医学』(明治東洋医学院専門学校同窓会刊)2003年(平成15年)3月号に「右腓骨下端部骨折の治療法」掲載される。
『医道の日本』(医道の日本社刊)1995年〜2003年(平成7〜15年)の1月号に「新年のことば」掲載される。

 

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●新聞
2002年(平成14年)12月7日(土)『THE JAPAN TIMES』デイリー版の人物紹介のコーナーで、 「ヨーガを実践する鍼灸師」として掲載される。

●テレビ

「めざましテレビ」フジテレビ1997年(平成9年)6月14日(木)6:52〜6:57に「ヨー ガ」のポーズを実演。
「真相究明噂のファイル」テレビ朝日1998年(平成10年)9月5日(土)19:00〜19:54「肩こり」についての説明をし、鍼灸治療を実演。

●ラジオ・有線
『鍼灸学生のための鍼灸学講座』
2000年(平成12年)5月16日〜6月15日の一ヶ月に亘り毎日30分間当院院長の鍼灸治療に対する姿勢・鍼灸学理論が有線にて放送される。