バイクの話24 (XJR1200Rのユーザー車検)

Motorcycles(Photographs are attached)  写真が多いですから重いです

2008/3/6(木)快晴

今日はXJR1200Rのユーザー車検、自分で受けるのは3回目になります。

前回から多少変わった部分がありますので改めて要点を記載しておきます。

「事前検査」

  前照灯の上下・左右・照度の確認を行なっておきます。

  前回まで調整してもらっていた"テスター屋さん"(ライト、サイドスリップ、ブレーキ、速度メーター、電球などの事前検査が可能)は、

  2輪の取り扱いをやめたとのことで、少し先の別の"テスター屋さん"で調整してもらいました。

  調整費用は、1,050円。(前回は800円)

「自賠責保険の更新」

  24ヶ月分で13,400円。

  前回は24ヶ月で20,150円。

  自賠責は値下げされています! 2年前との差額は6,750円。

「書類作成から検査までの流れ」

1.申請書類等の入手

@A棟7番奥で「検査票」「重量税納付書」を入手。(無料)

AB棟で「申請書」を購入。(25円)

BB棟で「重量税印紙」「検査登録印紙」「自動車審査証紙」を購入。(5,000円、400円、1,300円)  

 前回よりトータルで300円アップになりました。

2.納税確認印の受領

@D棟で書類及び自動車納税証明書を示し、車検証に「納税確認印」を押してもらいます。  

 今回は全く待たずにすぐ終わりました。

3.申請書類の記入・作成

@A棟7番前に記入例が置いてありますので、それにならって必要箇所に記入。  (記入漏れがあっても、最後にチェックしてくれます)

4.予約確認・書類の受付

@A棟7番奥の「ユーザー車検受付」にて予約確認及び書類の受付が行なわれます。 記入漏れなどはここで指示があります。

A今回も、「後整備でお願いします」と宣言! そうすると「検査票」に「前検」と赤い判子を押されます!

 後日、「その後、車両整備は行ないましたか」との問い合せ葉書が届きます。

B1番コースに並ぶように指示があります。 しかし、ここは大型車両や新規の審査などがあり時間がかかります。

 検査ラインに行って、検査官に「2番コースにならんでもいいですか」と確認すると、「OK」の返事

5.検査コースでの現車審査

@ラインに並んでいると検査官が来て、前照灯の上下切替え、前後ウィンカー、ホーン、前後ブレーキランプ、

 ディスクキャリパーのテストハンマーによる(ゆるみ)チェック、タイヤ目視確認が要領よく行なわれます。

A前ブレーキ、後ブレーキ、前照灯検査が行なわれ、完了。  

 書類に完了の印をもらいます。

6.有効期間の更新

@A棟7番で、「検査票」「車検証」「重量税納付書」「申請書」を提出すると、1分もしないうちに名前を呼ばれ、

 「新しい車検証」「新ステッカー」を渡されます。

 これで全て完了。

今回は、やはり検査コースで待っていた時間が一番長く、それでも9時40分には終了しました。

総費用は、 1,050+25+13,400+5,000+1,300+400=21,175円でした。

(2年前は27,380円、4年前は25,670円でした。自賠責の変動が一番大きいようです)

 

2004/3/18日(木)曇り

18日は会社の振替休日。

今日はXJR1200Rのユーザー車検です。(下に写真があります)

天気予報では、降水確率70%。 「いやだなぁ、雨の中を走るのは」と思っていましたが、降りそうで降らない微妙な雲行き・・

ユーザー車検に挑戦!というほどのものでもないけれど XJR1200Rの車検が近づいてきて、2月くらいから、

一度はユーザー車検に挑戦してみよう、という気になりました。

今までは、バイクを購入したショップに、車検と一緒に、点検整備、プラグやディスクパッド、ブレーキフルード交換等を

一式お願いしておりました。

費用は概算で合計約7万円強。(H14年度実績)

今回は、整備や部品交換も楽しみながら、ユーザー車検に挑戦してみようと考えたのです。

各種整備やオイル交換等作業は、このHPにすでに記載しております。 (bike212223

まずインターネットでユーザー車検の実態を調べてみました。

結論から言うと、「難しくない」、「何がなんだかわからないうちに終わってしまった」という感想が多く、

「一番時間がかかったのは書類の記入だ」という感想まで。

「うん、これなら大丈夫」と勇気づけられました。(大袈裟だ!)

これから受けてみようかなと思われている方の参考に整理してみました。

(というより、物忘れのひどい本人のために、次回用の参考記録として)

「事前に検査ラインを見ておくとさらに安心する」というわけで、近くの○○運輸支局△△事務所へ行って、

ユーザー車検の流れを確認してきました。 (ここには、3年ほど前にTYZ(逆輸入車)のナンバー申請で一度来たことがあります。)

私の場合は、この時に窓口で必要書類の入手と申請書の購入を済ませて、わかる部分は事前に記入して当日に備えました。

見学していると10時過ぎになり、午前の休憩時間なのか、一斉に検査官がいなくなりました!

検査を待っているクルマの列は続いています。

う〜ん、役人だなぁ。(民間だと自分たちの都合で客を待たせることはしないけどなぁ。まぁ、客じゃないと言われればそうだけど…・)

ちなみに、こういう車検場の検査官は、「2級整備士」+「5年の経験」=受験資格となっているようです。

この検査官の資格があれば、民間車検場も開設できるわけです。

もちろん、検査機器を全て揃えてある、という条件ですが。

1.検査の予約   

  @検査の予約は、事務所内の機械を操作しても出来ますが、最大の欠点は当然ながら「ここに来 なくてはならない」のです。

   土日は休みですから、カーアンサーシステムという電話予約で行なうのが一般的です。   

  A検査予約の受付は、受験希望日の1週間前からとなっています。    

   私の場合、18日の受験希望だったので、11日に電話予約しました。    

   自動電話予約ですから、24H受付になっています。(これは便利だ。)   

  B暗証番号(自分の好きな覚えやすい4桁の数字)を入力する必要がありますので、あらかじめ決めておくと良いでしょう。    

   さらに、予約番号5桁が告げられますので、物忘れのひどい方はあらかじめメモと筆記具を用意しておくとさらによいでしょう。

   (なんて親切なんだ!)

   受験は、午前もしくは午後を選択出来ますが、万が一、不具合を指摘されその部分が再検査となった場合を考え、

   午前の申し込みにしておいたほうが良いでしょう。(例:光軸検査では不合格率が高い・・らしい)

2.申請に必要な書類   

  事前に自宅で準備しておくもの

  @車検証   

  A自動車納税証明書 毎年5月に納める自動車税の納税証明書です。(もちろん、直近のもの)   

  B定期点検整備記録簿(整備手帳) →「後整備です」という手もあります!私は今回この手で・・・・・  

  C自賠責保険証明書(新・旧)    

   受験時に有効な前回車検時に加入した自賠責保険証明書、

   さらに今後2年間有効な新しい自賠責保険証明書

   (これは、近くの損保会社代理店で当日でも加入出来ます。自動二輪の場合24 ヶ月で18,440円)

  D印鑑(下のA申請書に押印が必要です)  

  当日手配する書類   

  @重量税納付書・重量税印紙(自動二輪の場合、税額は5,000円)    書類はA棟で入手、印紙はB棟で購入。   

  A申請書(継続車検専用は第4号用紙)    B棟で購入。(30円)   

  B検査表・検査手数料印紙(自動二輪の場合は1,400円)    書類はA棟で入手、印紙はB棟で購入。

3.書類作成から検査までの流れ   

  申請書類棟の入手   

  @A棟7番窓口で、「重量税納付書」「検査表」を入手。(無料)              

  AB棟で申請書購入。(30円)              

  BB棟で「重量税印紙5,000円」「検査手数料印紙1,400円」を 購入して貼付。   

  申請書類の記入・作成 

  @A棟7番窓口前の記載台上にある記載例に従い、申請書類を作成。              

   注)代書屋で一式作成を依頼する方法もある。(1,500円程度)   但し、頼むほど難しいものではない。   

  納税確認印の受領   

  @D棟で書類及び自動車納税証明書を提示して、検査表に「納税確認印」を受領する。

   当日朝早めに行きましたが、すでに大型車がずらーっと・・・・並んでいました。

   ここの窓口は、業務開始が8:50くらいから。

   印紙を貼った書類をバインダーに挟んで順番に積んでおきます。(バインダー(紙挟み)は必須です!)

   ここで割り込んだりすると、人格を疑われます。   

  予約確認・書類の受付 

  @A棟7番左奥の窓口にて予約確認(この時に電話予約した時の”5桁の予約番号”を聞かれます)及び書類の受付

   「ユーザー車検です」と言い、奥のカウンターで書類を提出し内容をチェックして貰います。

   整備のことを聞かれますので、「後(あと)整備です」ときっぱり答えます。

   詳細にチェックせず、ぱらぱらとめくって、記入漏れがないか確認する程度。

   書類チェックがOKとなれば、「1番コースに並んで」と指示されます。   

  検査コースでの受験 

   1番コースは、大型車の新規車検も並んでいますので、進み方が遅い。

   しばらく待っていると、親切なオジサンが、「バイクは2番コースでもやってくれるはずだから、係官に聞いてみたらどうか」と

   教えてくれました。

   そこで、検査棟に行き、係官に聞くと、「2番コースでも良いですよ」と。

   さっそく、右側の2番コースに並ぶと、進みが早い。

   ちなみに、この検査場では二輪のスピードメーター検査は省略されています。

   (二輪のスピードメーター検査実施する検査場では、スピードテスターに前輪(一般的には)を載せ「40Km/hに達したら

    フットスイッチを踏む」という検査が加わるだけです。

   四輪はきちんとやっていました。フットスイッチではなく手でスイッチを操作。

   四輪は速度検出端が前輪にある車と、後輪にあるクルマがありますので事前に調べておく必要があります。)

  @自動二輪の場合は、1番コースか2番コースに入場します。               

   検査コースに入る前に、検査官がやってきます。ここで、「ユーザー車検、初めてです」と言っておくと、後で親切なサービスが。

   検査官が書類のチェックと車両の外観チェックを行ないます。オイル漏れはマズイようですよ。     

   長い柄のついた検査ハンマーで数カ所を叩いて異音がないか確認しま す。

   改造車などは、各部寸法などを測定されます。

   アメリカンの幅の広いハンドルなどは、寸法を測定されていました。

   ライトの上下切替え、左右前後のウインカー、前後ブレーキランプ、の確認も行なわれます。(ホーンの確認はありませんでした)

   この後、前方の表示灯に従い、いよいよテストラインに入ります。

   先ほどの検査官がやってきて、親切に検査の概要を教えてくれますが、少し早口ですから、

   やはり事前に検査コースを見ておいて良かったと思いました             

  Aまずブレーキテスターで前輪のテストから。                

   前方上部の表示ランプに従いブレーキを操作しますが、思いっきり作動させることがコツです。                

   走行しているわけではないので、握りゴケの心配は無用!

   しかし、ローラーなどの段差があるので、足下を良く確認しておかないと、悲惨な「立ちゴケ」という目に遭う可能性もあります。

   特に足つきの悪い重量車は要注意です。                

   次に、少し進んで後輪をブレーキテスターのローラーに載せます。

   ここで検査官が、「最初に前輪ブレーキをかけておきましょう」、「はい、次に後輪ブレーキを踏んで」とタイミング良く

   指示してくれます。

   検査官と前方表示ランプの指示に合わせ、これもブレーキを強く踏みます。 ○印が点灯して合格。

  B次は、いよいよ光軸検査。  

   ライトは上向きに切り替えておきます。  少しアクセルをふかしておき、光量不足なんてことの無いように しておきます。

   10〜15秒くらいは、前方の表示灯には「検査中」のランプが点灯しています。

   その後、○印が点灯。 

   合格となったところで、一旦検査コースを出てすぐのところにバイクを停め、現場の係官のブースに行き検査書類に

   確認印を押してもらい完了。

   ここまで、検査場のテスターに乗ってから、わずか3〜4分です。

   そうです、これで検査は完了なんです。  

   私は、当日の朝、検査場の目の前にあるテスター屋さんで、光軸の検査をして貰いました。

   以前、バルブ(電球)を交換しているので、光軸がずれている可能性があったからです。

   このテスター屋さんでは、「光度」「上下」「左右」の3個のメーターを使って調整してくれました。

   料金は、800円なり!

   検査場で光軸検査で不合格になると、また並び直す必要がありますので、光軸検査に不安のある人は、最初にこのテスター屋さんで

   調整して貰った方がよいでしょう。

   私の場合は、「上下」と「左右」の調整をしてもらいました。

   バイクに跨ったままで、前方のメーターをテスター屋さんと一緒に確認できますので安心です。

 

  検査終了後      

  @A棟7番窓口に、上から順に「検査表」「車検証」「重量税納付書」を ホチキスで留め、その間に申請書を挟んで提出します。         

  A名前を呼ばれたら、新車検証とステッカーを受け取ります。

   私はここで、しばらく待たされると思ったのですが、1分もしないうちに名前を呼ばれて新車検証とステッカーを渡されました。

   新しい車検証は、申請書を出した段階で、作成しちゃうんですね。

  Bステッカーをナンバープレートに貼って、全て完了です。  (これなら四輪も自分で出来そうです。)

 

  初めてのユーザー車検も、あっという間に終わり、自宅に向かいます。

  雨はまだ降ってきていません。

  自宅に到着し、しばらくしたら降り出しました! 良かった、濡れずに。

 

  考察

  総額  重量税(印紙) + 自賠責 + 検査料(印紙) +書類代 + 光軸検査代

        5,000円    18、440円  1、400円     30円     800円   = 25、670円

  ショップに依頼すると、上記必須費用の他に、H14年の実績では

  車検整備費(部品代含まず、20、000円)と

  車検代行手数料(10、000円)、

  書類取りまとめ費(1、500円)、

  これに消費税がかかりますので、今回はざっと30、000円以上を節約できたことになります。

  自分である程度の整備知識があり、加えて整備をする時間もあり、その作業を苦にしなければ、メリットがあります。

  各種書類を見てごく当たり前の事に気がついたのですが、「車検は所有者が受けることが基本」なんですよね。

  「継続検査申請書」にも使用者の名前の下に、検査を受ける者の名前を書く欄があります。

  ユーザー車検の場合は、下の欄は、「同上」と書いておけばよいわけです。

  受験してみると簡単なことなんですが、なぜか、長い間、「業者による車検代行」が当たり前のように継続されています。

  素人が嫌気のさすような面倒くさい用語も、いろいろな書類を必須条件とするようにも思えますが、業者の介在を当然のように

  考えなくても、素人が十分に対応できます。

 

入り口です。

構内は一方通行になっていますので

出口は建物の右の方になります。

以下の写真は、下見の時に撮影したものです。

車検当日は写真を撮っているヒマはありません。

簡単にすぐ終わってしまいますから。

   
 構内案内図。
   
 ここが、B、C棟です。
   
 A棟の入り口。
   
 ここをよく見ておくと、とまどうことがありません。
   
 A棟のF番窓口、ここで資料をもらいます。
   
 

事前に準備していく書類。

@自賠責保険証書(新、旧が必要です)

A自動車税納税証明書(直近の5月に納税した証明書)

   
 

事前に準備していく書類。

B車検証

C印鑑(継続検査申請書に押印する必要があります)

   
 B棟窓口で購入する従量税納付書(30円)
   
 A棟F番窓口で入手する自動車検査票(無料)
   
 同上裏面
   
 

A棟F番窓口で入手する継続検査申請書

(押印する必要がありますので、印鑑持参のこと)

機械に通しますので、ピンク色の部分は

「鉛筆」で記入します。

   
 

この検査場では、1〜6番までの検査ラインがあります。

四輪の検査風景です。

ランプが青になったら進み、前方上部の表示に従い

各種検査を受けます。

四輪は、サイドブレーキの検査もあります。

大型車では、軸重(前軸、後軸)も測定していました。

   
 

二輪の検査ラインは@番です。

この人は、バイク屋さんではなく

「ユーザー車検」の人のようです。

光軸検査の順番を待っています。

   
 

隣のA番ライン

個人タクシーの新車が新規検査を受けています。

業務用車両(緑色ナンバー)は毎年車検ですから

費用と無駄時間節約のためもあり

個人タクシーはほとんどユーザー車検のようです。

(いちいち、整備工場に頼んだりしないのです)

タクシー会社ではある規模になると自社で整備工場を持ち

民間車検場の許可を受けて、効率化を図っているようです。

   
 休憩時間中。
   
 

前輪ブレーキテスト。

指定位置に前輪を載せると、前方上部の表示板に

指示が出ますので、それに従います。

コツは、ブレーキは目一杯握ることです。

この人はバイク屋さんです。私ではありません・・・・

   
 

今度は後輪を載せます。

内容は上と同じ。

   
 

違うバイク屋さんも来ていました。

この人は、一人で3台のバイクを続けて受験。

肩から下げているバッグには、3台分の受験書類が

入っていました。

後ろの車両を待たさないよう手際よく走り回っていました。

   
 

上のお兄さんが連れてきていたKAWASAKI GPZ

俗に言うNinjaです。(900cc)

   
 

これは最後の、「光軸検査」での表示板です。

二輪は排気ガス検査はしませんので、右側の

「プローブ(排ガス測定用の検出端)」という表示は

関係ありません。

ライトは上向きにします。

   
 

光軸検査中。

前方のオレンジ色の支柱が自動的に動いてきて

光軸の検査が行なわれます。

「×」になる可能性が高いのがこの光軸検査です。

   
 先ほどのお兄さんも、光軸検査中。
   
 

左側の人が検査員。

長い柄のハンマーを持っていますが

気に入らない人の頭を叩くわけではなく

シャーシー部分を軽く叩いて、「音」でゆるみなどがないか

確認するための”テストハンマー”です。

このテストハンマーでしつこく検査されたら、

「大事なバイクに傷が付くから、いい加減にしてくれ」と

きっぱり言いましょう!

   
 

光軸検査で「×」をもらう人がいますので、

道路を挟んだ向い側には、「テスターサービス屋」さんが

あります。

ここで800円(バイク)払って、光軸を再調整してもらい

再検査を受けることが出来ます。

同じ日なら、追加料金無しで再検査が受けられます。

よって、車検を受ける場合はこうした余裕時間も考慮し

午前中の受験を予約した方が良いでしょう。

しかし、このテスター屋さん、妙に客待ち顔でしたよ。

私は朝、最初にここで光軸検査をして貰いました。

 

 

 

 

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