バイクの話23

Motorcycles(Photographs are attached)

2004/2/11日(水)、14日(土)

11日は建国記念日で休日。

今日もXJR1200Rの点検整備です。

今日はディスク・パッド交換の予定。         写真が多いですから重いですよ!

ショップに交換を頼むと、工賃は1セット¥1,000位です。

前後で3セットありますから、¥3,000です。もちろんこのほかに、パッドそのものが必要です。

ショップによっては、まさに「パッド交換」だけで、キャリパーの清掃などはまったくしてくれないところもあります。

たまには、清掃と周辺の点検を兼ねて自分でやるのも楽しいものです。

14日(土)は、スパークプラグの点検清掃、エアフィルターの清掃、ドライブスプロケット廻りの点検清掃、各部増し締めを行ないました。

 

@まず、リヤ・ディスクパッドから。

タイヤ、太いでしょう。

ミシュラン・マカダム100です。(180/55ZR17)

 

Aリヤのディスク・キャリパです。(対抗ピストン)

 

 

 

Bパッドの厚みがほとんど残っていませんね。

 

 

C左から、

作業用軍手(日本一)

フロント・ディスクパッド(ダブルなので2セット \4,400×2)

リヤ・ディスクパッド(\4,950)

 

Dひどい汚れです!

パッドが摩耗しているので、キャリパーピストンがかなり

せり出してきています。(後述)

この段階以降、キャリパーを装着するまで、

ブレーキを操作してはいけません。

キャリパーピストンがせり出してきて、押し戻すのに

苦労する場合があります。

 

E下側になる部分です。カバーが付いています。

このカバーは中央横の部分をマイナスドライバーなどで

軽く押すと内側の爪が外れて簡単に外せます。

 

 

 

 

 

Fカバーを外します。(爪で引っかけてあるだけ)

 

 

GRピンを抜くと、あとは簡単にパッドが取り外せます。

上は使用済み、下が新品。

 

Hキャリパーのピストンが当たる押さえ板は、再使用します。

使用済みパッドと一緒に捨てたりしてはいけません。

矢印はディスクローターの回転方向を示しています。

キャリパー本体も清掃しておきます。

 

 

 

 

 

 

 

I秘密兵器。

ディスクパッドの摩耗した分だけ、キャリパーピストンが

せり出してきていますので、このままでは新品のパッドが

入らないためピストンを押し戻す必要があります。

普通は、古いパッドを取り出す前に、ドライバーなどの工具を

使って、押し戻します。

手で押し戻すことも出来る場合があります。

今日は、なかなか押し戻せなくて、この秘密兵器を使用。

黒い2枚の板を、パッドが入る部分に入れて、後は金属棒を

回すと、開いていくという便利な工具です。

 

J新品パッドを入れて復旧します。

ブレーキの「鳴き防止」のために、パッドの角を軽くヤスリで

削っておいたり、パッド背面にシリコングリスを薄く塗ったりする

場合があります。

グリースを塗る場合は、温度が上がっても流れ出してこない

(パッド面に付くと効かなくなる)シリコングリスとすることです。

 

K今回は純正パッドではなく、「効きが良い」と言われている

パッドを選択しました。

おそらく、摩耗は早いと思います!

 

 

 

 

Lまたピンぼけだ!

CANONのデジカメはマクロにすると、見当違いのほうに

ピントが合ってしまう!

下部カバーを取り付け。

 

 

M装着完了。

ピストンを無理矢理広げましたので、ブレーキを何度か踏んで

パッドがディスクを押さえ込むことを確認しておきます。

ブリードノズルのゴムキャップも新品に取り替えておきました。

\130×2

 

Nシートとサイドカバーを外し、ブレーキフルードの量を

確認しておきます。

 

Oついでにシート下を点検したら、バッテリーの

ターミナルボルトが緩んでいました! →即、増し締め!

 

P今度はフロントブレーキです。

フロントは、ダブルディスクなので左右とも交換です。

このXJR1200Rはフロントは純正で

「ブレンボ」が奢られています!

 

Qボルト2本と、ブレーキホースのサポートステーボルトを

外すと、キャリパーは簡単に外れます。

このタイプは、キャリパーを外さなくてもパッド交換は可能ですが

掃除もするので全て外しました。

 

Rフロントはまだ使える状態です。

しかし、左右均等に摩耗していないのが気になります。

 

Sパッドを外し、ピストンを押し戻したところです。

これは、手で押し戻せました。

 

(21)ゴールドボディに赤文字=ブレンボ

 

 

 

 

(22)取り外した部品一式です。(この写真はリヤです)

簡単でしょう?

パッド以外の部品は綺麗に清掃しておきました。

リヤの「Rピン」は変形していたので、2個とも交換しました。

 

(23)新品のパッドを入れます。

 

 

(24)ピンとカバーを取り付けます。

ピンには脱落防止の「Rピン」を忘れずセットします。

 

(25)キャリパーを復旧するところです。

 

 

(26)最後のボルトを締めて完了です。

ブレーキレバーを何度か握って、パッドがディスクを挟む

手応えを感じることを確認しておきます。

 

(27)プラグは概ね問題ないようです。

 

 

(28)エアフィルターはこの位置にあります。

 

 

(29)フィルターエレメントを外しました。

手前にあるケーブル類が取り外しの際、邪魔でした!

 

 

(30)フィルターエレメントですが、

ほとんど汚れていませんでした。

 

 

(31)ドライブスプロケットカバーを外しましたが

ひどい汚れでした。

 

(32)カバーの内側はチェーンオイルが、ドロドロのグリース状

になってこびりついていました。

 

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