バイクの話\

Motorcycles(Photographs are attached)

2001年1月13日(土曜日)

トライアル車 YAMAHA TY−Z(250cc 逆輸入車)のステアリングに違和感があり、前月に分解したところ

ステアリングステムのテーパーローラーベアリング下部側に損傷がある事が判明。

本日部品が入荷したため、この部品を自分で交換することにしました。

車輌は逆輸入車ですが、部品はYSP○○で取り寄せてもらいました。(4日ほどで入荷)

@作業開始前のTY−Z

Aまずハンドルバークランプを外します。

(六角レンチ)

Bこれがテーパーローラーベアリング。

上下各1ケで合計3,090円

Cハンドルバーを取り外しました。

Dステアリングステムヘッドボルトを外します。この22mmの「メガネ」が無かったので、2,680円で購入。

モンキーでもいけそうでしたが、アルミのため角を舐めてしまいそうで「メガネ」を準備。

Eアッパークランプボルトもゆるめて、クランプを外します。

Fステムロックナットが見えます。

ステムナットレンチ(特殊工具)を使うべきですが、保有していないので大型プライヤで代用。ステムナットはSS(鋼鉄)のため損傷はあまり気にしなかった(?)

 

Gステアリングステムキャップを外すと上側のテーパーローラーベアリングが見えます。

Hベアリングを外したところ。

上側もグリス切れ状態ですが、損傷はありませんでした。

Iステアリングステムナット、ステムキャップ、ベアリング、アウターレース

Jステムヘッドからステムを外したところ。

ワイヤー類がギリギリの長さでしたが、ステムはうまく抜けました。

K下側のテーパーローラーベアリングが見えます。

これの脱着に苦労した!!

L損傷して廻らなくなっていた下側ベアリング。めくれたような金属片も付着。

グリースは12月分解時に、仮復旧用として塗布していたものです。

M逆の手順で復旧。

作業完了です。

ステアリングはウソのように軽くなりました。

作業マニュアルもなく、分解手順をデジカメで撮影しながら(復旧の際に不明な点があると不安だったので)作業を行ないました。

苦労したのは、次のポイントでした。

@下側テーパーローラーベアリングがなかなか抜けなかった。

A下側ベアリングのアウターレースがどうしても抜けず、傷がないことを充分確認した後、再使用することとした。

Bベアリングドライバセット(12月に寸法取りしておき、これに合わせて特殊工具を友人に頼んで製作)を使用しても、

 下側ベアリングがなかなか入らず、仮組してからステアリングステムボルトを締め込みベアリングを圧入する方法を取りました。

 ドライヤもしくはビニール袋(2〜3重)に入れて熱湯に浸ける等でベアリングを温める方法が結果として早かったようです。

CMの写真にあるエンジンスタンドは、フロントを浮かせる必要があるこのような作業では不可欠です。

 このスタンドは、息子がモトクロスをやっていた時に作ったものを保管しておいたので助かりました。

Dステアリングステムボルトの締付トルクは恐らく6kg−m位と思いますが、トルクレンチまでは所有しておりません。

 このため、ゆるめる時の感触を充分確認しておきました。

D不慣れなためと、下側ベアリングの脱着に手間取り総作業時間は1時間30分ほどかかりました。

E今回は車重の軽いトライアル車だったので、一人で出来ましたがオンロードタイプの大型車輌ではとても出来ないでしょう。

 ステムを抜いた後の復旧時、ぐらつくフロント部分の重量を一人で支えて、ベアリングをアウターレースに押しつけ

 ステムナットをねじ込むまでが大変でした。

 もう一台の愛車XJR1200Rは、今後ともショップで整備してもらうつもりです。

 

                     

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