電磁気学 electromagnetics

古典物理学の分野中で、マクスウェル (Maxwell) の電磁場方程式を基本とする体系のことを言う。 マクスウェルの電磁場方程式は、電場や磁場などを未知関数として含む4個の偏微分方程式系からなる。 ここで 電場や磁場などは、一般に空間座標や時間の関数であって、電磁気的な力の場を与える。 荷電粒子は、電場や磁場の中で電磁気的な力を受ける。 歴史的には、電磁場の基本方程式系は J. C. Maxwellによって 1873年に提唱された。 このとき Maxwellは電磁波の存在を理論的に予言したことでも有名である。 電磁気学における主な法則には、次のようなものがある。

 クーロンの法則 : 電場と電荷の関係 (数学的にはガウスの法則と同等)
 ビオ・サバールの法則 : 磁場と電流の関係 (数学的にはアンペールの法則と同等)
 ファラデーの法則 : 磁束密度の変化と誘導起電力の関係
 オームの法則 : 電流と電圧の関係


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