米国出張3A (写真が多いので少し重いかもしれません)

 2002/8/12(月)から25日(日)まで米国出張でした。

 今回の出張は、3月、7月の米国出張に続き、第3弾でした。

 訪問先は、

 @マサチューセッツ州ボストン(シカゴ経由)

 Aテキサス州ヒューストン(シカゴ経由)

 Bカルフォルニア州サンノゼ(デンバー、サンフランシスコ経由)

 Cテネシー州ナッシュビル(ダラス経由)

 Dニュージャージー州

 Eニューヨーク州ニューヨーク(おまけの立ち寄り!)

 2週間で移動、早朝から東西の移動で時差にもいじめられた強行軍でした。

 まずは順を追って報告いたしましょう。

 

なんだかすごく効率の悪い移動を

したような気がしますけど・・・・・・

 

2002/8/12(月)

 お盆ということもあって、空港内は相当混雑していると思い、成田空港には午前8時すぎに到着。

 今日は11時発のJAL010便にてシカゴへ行き、そこでアメリカン航空に乗り換えボストンまで行く予定である。

 かなり並んで出国手続きを済ませ、両替をしておく。 出国手続き前の銀行ではすごい列であったが中にもあるので、ここなら並ばなくてもよい。

 免税店では、電気製品、香水、酒、タバコばかりが目立つ。

 浴衣も売っていたが、欧米人が喜びそうな柄である。

 日本人から見るととても浴衣の柄とは思えない、恥ずかしくなるような柄である!

 出発は1時間遅れ。

 すぐ前の席に非常識な家族連れがいて、飛行中ずっと気になった。(乗務員もあきれていたようです)

 午前9時すぎにシカゴに到着。 入国審査、税関も簡単に終了。

 荷物は預けなおして、国内線乗り場に向かう。

 チェックイン時に、例の「誰かから預かった荷物はないか」「荷物から目を離さなかったか」という質問も、パスポートの提示も求められなかった。

 セキュリティチェックもカバンからPCを出すだけで簡単だった。 乗り継ぎだから簡単なのか? 7月にシカゴから乗ったときは厳しかったけど・・・・・

 乗換えまで3時間くらいあるので、慌てることなくゆったりできる。

 空港内はいろいろな店や食べ物屋が多くて退屈しないが、荷物から目を離せないので持って歩かないといけない。

 12:27発のボストン行き2018便の表示が30分遅れの12:57に変わっている。

 搭乗時間間際になって、表示が一転、「欠航」となる。

 待合室にいた人が一斉に立ち上がり、カウンターは長蛇の列に!

 順番を待って、次の16:06発の便に変更してもらう。

 預けた荷物が気になり確認すると、荷物は13:06の便で先行してボストンに到着するとのこと。

 さあ、困った! ボストンまでは、時差を入れると3時間半はかかる。

 ボストンでは16:30前後に他のルートで来る2人と合流する予定である。

 携帯電話を持っているのは一人、こちらは携帯電話を持っていない。

 そして携帯電話の番号を記入してあるメモは、あろうことか預けた荷物の中にある!

 そこで先方の本社に電話して、到着が遅れる旨を連絡することにする。

 しかし、公衆電話がつながらない! 違う場所の電話もだめ、

 横にいたアメリカ人に電話をかけてみてもらうが、この「電話番号」は使われていない、という。

 別の人にもかけてもらうが、同じ。

 しようがないので、航空会社のカウンターに行き、ボストン空港で待っているHさんに伝言をお願いした。

 結局、ボストンに到着したのは19:30。

 先着していた他の人は、ボストン空港の表示板でシカゴからの便の「欠航」を知り、カウンターに問い合わせて19:30着の便に乗っていることを確認、

 レストランで時間をつぶして待っていてくれた!! 赤い顔の二人と合流!

 空港からホテルまで約45分。

 お腹が空いているので、先に夕食を済ませることに。

 ここは何といっても、「魚介料理」、しかも「ロブスター」が名物。

 そうと聞けば、食べないわけにはいかない。

 スチームド・ロブスター 1.5ポンドとサラダ、オニオンスープ、バドワイザーを頼む。

 22:30にホテルチェックイン。 長い一日だった!!

 明日は、8時にホテル出発予定。

 ホテルの名前が、「オーシャン・ビュー」となっており、目の前の海がきれいだそうなので明日の朝は散歩をしてみよう。

2002/8/13(火)

 4時に目がさめてしまった。 TVをつけて見る。

 6時前にきれいな朝日が水平線から上がってくる。 カメラを持って海岸に出る。

 房総の海のようで、波はなく静かそのもの。

 海岸に添った道路を、1台の大型ツーリングバイクが通りかかる。 日本製のようだが、名前まではわからない。

 ライダーは、私に軽く会釈して通り過ぎていった。 こちらも、会釈して返す。 じっと見ていたので、バイク好きな私の目線が通じたのだろうか?

 朝日があたってきれいなホテルの写真を撮っていると、年配の日本人の方がカメラを下げて近づいてきた。

 挨拶すると、「ホテルをバックに写してくれませんか」と。

 相互のカメラで写真を撮り合う。

 水産関係の仕事でここに何日か滞在するとのこと。 昨日の朝日の美しさに感動し、今日は早起きしてカメラを構えていたのだそうだ。

 私の仕事の内容を聞かれたが、「ある調査です」とだけ答えておいた。

  Gloucesterの日の出。
     

朝陽を受けるHotel Ocean View。

なかなかいい雰囲気のあるホテルでした。

 

 

 ホテルから会社までは、車で15分程度。

 このあたり、避暑地だそうで、海岸線に沿ってすばらしい別荘が並んでいる。

 ここに本だけを持ってきて、何日間も本だけを読むと言うのが最高の贅沢らしい。

 途中のドンキンドーナッツに立ち寄り。

 駐車場にパトカーが停車していたが、警官の姿が見えなかった。

 しばらくすると、コーヒーとドーナッツを持ったオジサンが現れた。 なんと「半ズボンにスポーツシャツ」の警官だった!

 確かに腰に拳銃を下げている!! スポーツシャツの背中にPOLICEと書いてある!!

 逮捕劇のときに半ズボンでは膝を擦りむいたりするのじゃないかなぁ? 写真を撮れなくて残念だった。

 夕方6時過ぎに会社を出て、空港そばのヒルトンホテルにチェックイン。

 明日はヒューストンまで行くので朝は5時半出発と早い。

 夕食はホテルのレストランで。

2002/8/14(水)

  今朝は4時に起床。 5時半にホテルを出る。

 ボストンからのシカゴ行き出発便は7時15分。

 セキュリティチェックはそれなりに、機内持込のバッグの中は詳細に調べられた。

 朝食は空港内でハンバーガーにアップルジュース。 飛行機は定時に出発。 機内で朝食が出る! 無理して食べた。

 シカゴにはほぼ定時に到着。低い雨雲が広がり今にも降りそうな天気。

 コンコースBからC4までの乗換えでかなり歩かされる。 初日のシカゴでのハプニングを思い出す。

 飛行機はユナイテッド、スターアライアンスでANAのマイレージ登録ができることを思い出し、シカゴのカウンターで申し出る。

 ボストン→シカゴ間は、事後になるのでこのカウンターではマイレージ登録できないとのこと。シカゴ→ヒューストンのマイレージ登録をしてもらう。

 ヒューストン行きの便に乗る前には、セキュリティチェックはなかった。(乗り換えのため)

 飛行機はかなり揺れた。 途中は眠くて半分以上寝ていたのではないか。

 ヒューストンに午後1時頃到着。 空港から出ると、「蒸し暑い」。

 西海岸に住んでいる人に言わせると、「この地は住むところではない」というほど蒸し暑い。

 ファミリーレストランのようなところで遅い昼食。 ハンバーガーを頼んだが、味、量ともにまぁまぁであった。

 空港から1時間弱のパサディナの工場を見学。

 夜は海岸沿いのレストランへ行った。

  海岸に沿ってかなりの数のレストランが並んでいます。

 

 Amberjack(カンパチ)を頼んだが、これはとてもおいしく量もほどほどだったので正解だった。

 こちらではフライは量が多すぎるし同じような味付けで全部は食べきれない。

 デザートを盛んに薦めてくれるが、これまたすごいボリュームである。 味はなかなかよかった。

 アメリカでは、イタリア料理を選択するのが当たり外れが少なく正解かもしれない。

 ホテルにはプールもあるが、悪天候で利用している人はいない。

2002/8/15(木)

 6時15分起床。 雨。

 昨日の夜からかなり強く降っている。

 朝のTVでは、洪水のニュースをやっていた。 気温も低いのでウィンドブレーカーを着ていくことにした。

 8時にホテルを出る。会社までは15分ほど。

 昨夜は異常に眠かった。議事録を整理していて途中で寝込んでしまった。 朝、内容を見てみると文脈が通じていない!

 夕食は、S、B、F氏らを含めて7人でイタリア料理の店に行った。

 店の冷房が効きすぎて寒いくらい。

 人間も「生もの」だけど、生きているうちは腐ったりしないんだからそんなに冷やさなくてもいいのにと思う!

 夜9時過ぎになって雨があがった。

 雲も薄くなったようなので明日は天気が回復するだろう。

2002/8/16(金)

 5時に起床。 雨はあがっている。

 今朝もヒューストンのニュースでは、洪水の話題が多い。

 今日はヒューストン・アベニューの見学である。 ここの工場は大きく、よく管理されていた。

 商品見本で置いてあった「星条旗塗装のヘルメット」を見ていたらくれるとのことで、遠慮なくいただいてきた。

 

 

事務所内の様子。

マネージャークラス以上は個室です。

日本のように向かい合って座るなんて

しないようです。

     

工場の片隅にあったモノ。

従業員用の『バーベキューセット』です!

牛1頭分くらい食べちゃうんでしょうなぁ!

 

 

 午後2時過ぎにヒューストン空港に到着。 一時的に雷と雨がすごかった。

 

  ヒューストン空港に向かう途中にあった巨大な給水塔
     
真っ黒い雨雲が上空を通過。
 

 予約していた便よりも1時間早い飛行機に変更できた。

 ヒューストン空港のビルディングは最近リニューアルされたとのことだが、他の空港のような飲食店がほとんどない。

 時間があるのでお土産でも買おうと思っていたが、店がないのではどうしようもない。

 デンバー経由でサンフランシスコまで行くので、お土産はデンバーで乗り継ぎの合間に買おう。

 ヒューストンとサンフランシスコは時差が2時間。 搭乗前に例のセキュリティチェック。

 今日はシルバーセンターからの派遣かと思うようなおじいさんとおばあさんが出てきて・・・・・

 ボディチェックと機内持ち込みバッグの検査は、厳しくはなかったが、デンバーでの乗り継ぎ切符の半券まで切り離されてしまう!

 しゃべっていた言葉もなんだかよくわからないし、この二人こそ仕事の適性があるのかどうかのチェックが必要ではないかと思った。

 定刻に搭乗したものの、離陸は1時間遅れ。 デンバーでの乗り換え時間が少ないので心配になる。

 午後7時半ごろデンバーに到着。

 午後7時45分にサンフランシスコ行きが出発する。

 ゲートを出て、案内画面で出発ゲートを確認する。

 デンバー空港は、3月に利用したがハブ空港でありとても広い。

 サンフランシスコ行きの乗り換え便搭乗口までかなりあるが乗り遅れそうなので走る。

 機内持込のバッグも書類などが入っているので重い。

 息を切らせて、出発5分前に乗り込むことができた!

 ここデンバーでもお土産など買う時間はまったくなかった!

 今度は、預けてある荷物がこの乗り換え時間の短さの中で無事サンフランシスコに届くのかが心配になる。

 午後9時にサンフランシスコに到着。(出発地のヒューストンの時刻では午後11時)

 デンバーで走ったせいもあり、今日は移動で疲れてしまった。

 空港からサンノゼのホテルに向かう途中で夕食を取ろうということになったが、お昼のサンドイッチも異常なボリュームであったし、食欲もあまりない。

 「そうだ、ここには吉野屋の牛ドンがある」というのでここで済ませた。

 レギュラービーフボウルを頼むが、日本の大盛くらいかな。 味は変わらないが肉の量が多い。

 店内で食べる人も容器は樹脂容器。割り箸は竹の高級品を使用している!

 店内で食べる人より持ち帰る人が圧倒的に多いようだ。

 店員は日本人はいなかった。

 午後11時過ぎにホテルにチェックイン。

 明日は、最終日の本社での会議に備えて資料の整理をする必要がある。

 ところでここのホテルの洗面所には、カーブミラーのような大きな凹面鏡がある。

 おそらく、鼻のニキビをつぶすとか、剃り残したヒゲを抜くとか、鼻毛を切るときに使うのだろうが、ものすごく拡大されて見えるので驚いてしまった。

 下のほうを見ると自信がついて良いかもしれない!

2002/8/17(土)

 6時半に起床。 曇り。

 8時から食事、9時からホテルの部屋で打合せの予定。

 10時くらいから晴れてきた。 2時近くになって仕事の整理も終わり、昼食に行った。

 スパゲッティの店を見つけてここに入ったが、なかなか感じも味もいい店であった。

 昔は「倉庫か工場のような古い建物」で、店内には古い路面電車もあり、この中でも食事ができるようになっていた。

 「Samuel Adams」というビールがちょっと癖がありおいしかった。

 スパゲッティの量も多すぎずちょうどよかった。

 お土産を買おうと思っていろいろと歩いたが、近くには大きな店がない。

 とりあえず、頼まれていた「ライター」と「コーヒー」を買った。

 夕食は中華料理の店に行った。 青島ビールと牛肉野菜炒め+炒飯。

 明日の朝も8時にロビーに集合、その後フリーマーケットに行く予定である。

 ホテルの近くに大きなバーがあったが、疲れていて行く気がしなかった。

2002/8/18(日)

 6時半に起床。 曇り。

 8時から朝食。 フリーマーケット(Flea Market:蚤の市)に行って見る予定。

 水曜日から日曜日は朝7時から夕方5時半まで。

 2400ものショップが120エーカーという広大な土地に展開されている。

 1960年から徐々に発展してきているらしい。入場は無料。

 ホテルでタクシーを呼んでもらいフリーマッケトへ。11ドル。

 すごい広さである。

 コンテナ等があり、多くの店は常設となっている。 素人が不要品を持ち寄ったものではなく完全な「店」である。

 もちろん、アンティークの品々を広げている人たちもいる。

 米国人そのものよりも、メキシコ、アジア系の店が圧倒的に多い。

 衣類、野菜果物、工具、電気製品、装身具が多い。 10時過ぎに晴れてきた。

 

Tシャツの店。

白地のもので安いものは4枚で10ドル。

 

     

こういう店でこういうドレスを買うお客が

いるのでしょうか?

 
     
 

刀剣類。

さすがに銃は置いてありませんでした!

     

車寅次郎さんの持っているトランクより

大きめでした。

 
     
  良く磨かれていました。

こういうものはどんな人が買うのでしょうか?

持って帰る方法は?

 
     

 

 ガードの警察官がいたがよく見ると、拳銃は日本と違い「自動拳銃」で、予備弾装を2つも持っているのには驚いた。

 パトカーは一人しか乗っていないし、運転席に向けてノートパソコンが装備されている。

 帰りの交通手段をよく考えずに来てしまったが、タクシーなどはまず流していない。(街中でもほとんど見ない)

 出口に出たらちょうどバスが通りかかったので見ていると、近くにバス停があることがわかった。

 ダウンタウン方面行きで終点まで乗ることにした。1ドル40セント、前払い。

 降車したい場合は、紐を引くようになっている。 シビックセンターというところで降りて、今度は路面電車に乗ってみることにした。

 これもバスと同じ運賃だが、乗る前にチケットを買う必要があるらしい。

 知らずに乗ったが、現金は受け取らない。 結局、「何にも知らない日本人」のために、無料で乗せてくれた!

  やってきました路面電車!
     
他にはお客がいませんでした。
 
     
  ハーレーダビッドソンに乗ったあんちゃん!
     
電話機の置いていない公衆電話ボックス?
 

 

 昼食はまたイタリア料理で、大きな店に入ったのだがあまりおいしくなかった。

 店員はやたらに親切だが、食べている途中でやってきては「味はOKか?」などと聞いてくる。

 言葉が達者なら、「まずいから取り替えてくれ!」とでも言いたいのだが・・・・・・

 ホテルのそばでも小規模なフリーマーケットをやっていた。

 こちらは、素人が不要品を並べている。 見にきている人はほどほどにいるが、売れてはいないようだ!

 夕食は6時半から日本料理の店へ。

 午後10時前にホテルに帰着。 明日は8時半ホテル発。

 

 米国出張3Bに続く

 

MENU