The Sounds
『ザ・サウンズ』
とっくに解散してしまいましたが、フィンランドのインストゥルメンタル・グループです。
ベンチャーズほど有名ではないので知っている人は少ないかもしれません。
なんで、こういうことを書こうと思ったのかって?
先週末に高校時代の親友のNさんと久しぶりで呑もうという事になったのですが、待ち合わせしていた時間に多少余裕があったので
時間つぶしに駅ビルの楽器店に入ってみました。
エレキギターやアンプ類を見たりしているうちに、”そうだ、家にあるエレキギターの弦が少し錆びているので張り替えよう”と思い、弦を買いました。
で、弦を張り替えて昨日も今日も、高校時代にNさん達と一緒に4人でやっていたド素人バンドのことを思い出しながらエレキギターを弾いていました。
(関連のページココを参照)
私はベース、Nさんはドラムスでした。
私と同年代の人達は、当時は新鮮なエレキサウンドに「シビレタ」人も少なくなかったことでしょう。
私がエレキギターに興味を持ったのは中学時代です。
ザ・サウンズの代表曲、「さすらいのギター」を聞いて、早速レコードを買ってきて・・・・・練習しましたけど、ちっとも上手くならなかった!!
この曲は、ベンチャーズも後年カバーしているくらいですから、かなりヒットした証しです。
「さすらいのギター」はなんといっても、イントロのアーミングが印象的です。(1963年の曲、
ちなみにベンチャーズがデビューしたのは1959年、
あの大ヒット曲”ウォーク・ドント・ラン”は翌1960年の発表です。)
このグループの演奏で私の好きな曲は他に
「エマの面影」、「さすらいの広野」、「ゴールデン・イヤリング」「黒い瞳」、「トロイカ」等があります。
これらの曲をレコーディングしたとき彼らはまだ10代の学生だったんですよ。
親からの援助で、やっとフェンダーのストラトキャスターやアンプを入手、
ヘルシンキのクラブで演奏のアルバイトしているところを、レコード会社からスカウトされたものです。
学業を優先したため、レコード・デビュー後もヨーロッパ内での演奏旅行すらままならなかったようで、
はるか離れた日本で人気があったなどとは解散後に聞いたとか。
この「ザ・サウンズ」のCDを見つけたのは、数年前、ふと立ち寄ったアメ横の小さなショップでした。
ずっと以前から「ザ・サウンズ」のCDは何故見つからないのだろう、と思っていましたから、すぐ買いました。
なんと彼らのCDは1998年に、この1枚しか出されていないんです。
このCDを聞くと、簡単に30数年前にワープ(表現が古い?)できるんですよ、私は。