ラジコンの話7

   Radio control airplane  写真がやたらに多いので、お使いの環境によっては表示されるまで時間がかかることも予想されます。

   2006/11/3(金)

   「第20回RC航空ページェント」

   早朝5時に自宅を出発、見に行ってきました。

   東北道、早朝から車の量がかなり多く、想定していた所要時間より30分ほど余計にかかりました。

   それでも、会場のほぼ中央、いちばん前の席を確保出来ました。

   一方、川崎を6時に出たMさん、行楽地(紅葉狩り?)に向かう関越道の渋滞に巻き込まれて現地に到着したのは11時半頃でした。

   なんでもこの日の高速道路の渋滞は50〜60Kmになったとか。

   RC航空ページェントは今年で20回目。

   今日はすばらしい快晴でしかも無風!

   いつも11月3日は天気がよい特異日で、中止になったことはないそうです。

   開催場所の群馬県尾島町は、旧中島飛行機で有名。(”零戦”は三菱製ですが、”隼”は中島飛行機製だそうです)

   尾島町(現在は太田市?)の主催で多くのボランティアの方の協力でこの航空ページェントは運営されています。

   観客は毎年数万人・・・・・

   模型関係のメーカーや販売店のブースもたくさんあり、特売品のキットやエンジン、部品などたくさん買い込むことが主目的の人もいるそうです。

   朝8時きっかり、名物解説者”松井勲さん”の「ラジコン四方山話」からはじまり、

   パイロットミーティングの後、いよいよ8時50分から最初のデモ飛行が始まりました。

   小学生や女子高生のフライヤー(操縦者)も大人顔負けのすばらしいテクニックです。

   楽しみにしていたジェットエンジン搭載のヘリやジェット戦闘機のスケールモデル、

   エンジンがかかると本物そっくりな「ゴー&シューン&キーン」という音が入り混じった何とも言えないサウンドが集まったマニアを魅了します。

   時折、風に乗って流れてくる排気ガスのニオイも、本物と同じジェット燃料(灯油)を使っていますから、雰囲気が出ています。

   ジェットヘリがデモフライト中に、実況中継の解説者の「このへんでジェットヘリの宙返りも見たいものですね」という、何とも意味深な誘いに

   操縦者が乗せられて(?)、数万人の観客の前で「宙返り」を行ないましたが、直後に失速(エンジン・ストールか)、

   解説者が、「オート・ロ!!」と叫びましたが、高度が低く、そのまま墜落してしまいました!!

   「ジェットエンジン搭載機は軽く車を買える価格」という直前の解説者の話を覚えている大勢の観客から何とも言えない”ためいき”が・・・・・

   ところで、「オート・ロ」というのは、「オート・ローテーション」の略で、飛行機のような滑空が出来ないヘリコプターが上空でエンジンを止め(絞り)、

   ローターの回転揚力をコントロールして安全に着地するテクニックです。

   ヘリコプターの競技会の演技の中にも組み込まれている必須の習得技能です。

   競技会の中では、「やろうとしてやる演技」ですから、落ち着いてやれるようですが、今日のような低空でしかも突然のエンジン・ストールでは

   まず、対応は困難だったのではないかと思います。

   最後の演目は、世界チャンピオン経験者によるヘリと飛行機のフライト。

   信じられないようなテクニックに観客からすごい拍手。

 
  

細かい部分まで忠実に再現されています。

 

こちらは4サイクル・エンジンのカット・モデル

 

 

こちらは2サイクル・エンジンです。

 

 

午前8時前。皆さん、早朝から場所を確保。

 

  
 
  

午前11時頃。

 

 
  

模型メーカーのブースでは、大安売りも。

大きなキットを買い込んでいる方もいます。

 

 
   
 

これはロータリー・エンジン。

ロータリーエンジンを搭載した飛行機のフライトもありました。

 

 

4気筒エンジン。(4サイクル)

 

 

 

一番奥のヘリは、ジェットエンジン搭載。

 

 

2機のヘリ、ジェットエンジン搭載です。

 

 

開会前から準備しています。

 

  
 
  

この方が模型界では超有名な「松井勲さん」です。70代です。

朝8時から「ラジコン四方山話」と演技中の解説を。

実機の双発機までのライセンスもお持ちだとか。

 

 

ジェット・ヘリ。

 

 

 

逆光なので、写真も色が出ず!

飛行中に模擬ロケット弾の発射も見せてくれました!

 

 

排気口からの「陽炎」がジェットエンジン搭載を示しています。

 

  
 
   
 

ゆっくりと飛ぶ複葉機も味があります。

当時は強度のある素材がなくて、翼面積を確保する長い主翼が

出来ずに主翼2枚で翼面積を確保していた・・・そうです。

 

  
 
   
 
   
 

一式戦闘機隼U型。

 

  
 
  

B25Jミッチェル

昭和17年の春に初めて東京空襲を行なった機体だそうです。

双発機です。

片肺でもプロペラ後流でラダー(方向舵)が利くように、

垂直尾翼が2枚。

エンジンは片肺対策のために、互いに若干外向きに

設置されているそうです。

 

 
  

おっと、危ない!

着陸時に傾いて・・・・・・・

 

 

しかし、無事着陸。

 

  
 
   
 
   
 

この2機は同時フライト。

零戦52型が宙返りをして米機(P−51ムスタング)の後ろに付くという演技を見せてくれ、場内を沸かせました。

後ろからは、「20mm機銃で撃ち落とせ!」という過激な声も。

 

 
  

これはAT−6テキサンという機体です。

 

 
  

手前にある青い大きな機体が、本日の最終演技者「成家さん」の所有。

エンジンは200cc(?)

素晴らしいトルクロールを見せてくれました。

 

 

これは、「ジェット機」です。F-16ファルコン

すばらしい排気音と機速でした。

ブレーキも装備しており、本物と同じように、エンジン回転を上げて

ブレーキをリリース、すごい加速で一直線に上昇。

着陸後もブレーキで停止。

 

  
 
   
 
   
 
   
 
   
 
   
 
   
 
   
 
   
 

成家さんの素晴らしい演技。

 

  

   

   帰りには尾島町の名物「やまと芋」をお土産に買って帰宅。

   帰路は交通量は多かったものの渋滞はほとんどなく2時間弱で無事帰着。

   今日は、ラジコンを堪能しました。満足、満足! よい休日でした。

 

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