バイクの話27 (XJR1200Rのヘッド周り点検)
Motorcycles(Photographs are attached)
2006/5/6日(土) 薄日
XJR1200R、ヘッド周りからオイルがにじんできていましたので周辺の点検と増し締めを行なうことにしました。
まず、シートを外して、シート側にあるガソリンタンク固定ボルトを
外します。
XJRのガソリンタンクの固定ボルトはこれ1本です。
ガソリンタンクの前方は、ゴムブッシュ(左右2個)にはめ込まれて
固定されています。
ガソリンタンクの下側には燃料コックが取り付けられていますから
これにつながっている@燃料パイプAバキュームパイプを外します。
燃料コックは”ON”の位置で構いません。
(負圧にならないと燃料は出てこない構造です)
@燃料パイプを外す時、パイプ内のガソリンがわずかに流れ出て
きますからウェス(ボロ布)を下に置いておくと良いでしょう。
この他にあと2本のゴムパイプ(チューブ)を外す必要があります。
オーバー・フロー・ドレンパイプです。
この2本のゴムパイプは、タンク後部側についています。
さらに今度は、燃料計センサーのカップラーを外します。(緑色)
これで、ガソリンタンクと車体側が切り離されました。
作業性確保のために、タンク後部側を持ち上げておきます。
ゴムチューブのクランプは小さくて結構強力、その上狭い場所なので
このようなラジオペンチを使うと便利です。
シリンダフィンにまで、オイルがにじんできていますね。
緑色のカプラーが燃料計センサー用です。
これを抜いておきます。
燃料コックの部分です。
右側がバキュームパイプ。(キャブと2番シリンダ間のノズルに接続)
燃料コック下部の奥側の少し太いパイプが燃料パイプ。
両方外します。
燃料パイプを外すと、少量のガソリンが流れ出てきますので
ウェス(ボロ布)を準備しておきます。
ガソリンタンクを外すようなことは滅多にありませんから、
掃除の出来ない隠れた部分は埃だらけです!
右上の写真と同様ですが、位置関係がわかりますか。
ヘッド周りを全て”増し締め”
左から、1〜4番シリンダ。
外したガソリンタンク。
一昨日、満タンにしたところなので重い! (満タンで21リットル)
プラグを点検。(1〜4番まで同様な状態)
真鍮ブラシで磨いておきます。
この写真、
ガソリンタンクの裏側です!
復旧完了。
実は、・・・・・・・・
一旦復旧したあと、ふと足元を見ると、ゴムブッシュが1個転がっているではありませんか!
なんと、ガソリンタンク固定用の左側ゴムブッシュです・・・・・・・
そういうわけで、また最初からバラして、結局2度作業したようなものです。
マーフィーの法則にもありました。
『最後に残った部品は、最初にセットするべき部品である』