コンティナU
カメラ名称 :ZEISS IKON コンティナU
レンズ :Novar-Anastigmat 45mm F3.5
シャッター :PRONTOR-SV セルフタイマー付
B・1〜1/300秒
ファインダー :逆ガリレイ固定
フィルム装填 :裏蓋開閉式
大きさ/重さ :W120*H85*D43(レンズ格納時)、D88(撮影時)・508g
生産国 :西ドイツ
今回は、1953年発売の西ドイツの蛇腹カメラ(蛇腹はレンズ基部の金属カバーにより外観からでは見ることができない。)
このカメラの一番の特徴は、単独の距離計が組み込まれていること。基線長は40mmでボディ側で距離計目盛を読み取り、レンズ前玉の距離還数字を合わせて、焦点をあわせるという方式。
ちよっと、面倒に思われるが、慣れてしまえば楽しい。目測のカメラとは違い、ピント精度が格段に高くなる。
高感度フィルムを詰めて、夜間、飲み屋などで、絞り開放にして撮影するカメラとして、おすすめ。折り畳んでしまえば、非常にコンパクトになるので、勿論日中のお散歩カメラとしてもOK!(ポケット、バック等にスッポリ入るが、以前紹介したビトーUと比べると重く、コート、ジャンパー以外のポケットではちょっとツライ)
このカメラには、テッサーレンズ付きもあるが、高価。テッサーにこだわるのであれば、上位機種の連動距離計、露出計付きの、コンテッサ35の方が、高級感&精密感があってGOOD!(コンティナUでも精密感十分)
ノバーレンズでも、サービスプリントサイズであれば、テッサーとの写りの違いを見つけるのは難しく、良く写る。
開閉前蓋を上側にして構えて撮影すれば(カメラを上下逆)、ちょっとしたフードの役目を果たす。
カメラ底部にフィルム巻上げダイアルがあるのだが、左手人差し指で巻き上げ、右手でシャツター操作できるので、非常に使い勝手が良い。
また専用革ケースを付けた状態でも、フィルム巻上げは可能であり、良く出来た革ケースがある。
アクセサリーシューも付属しているので、外付けの露出計、ストロボを装着できる。
レンズシャッターなので、全速ストロボは同調する。
このカメラと同仕様の中判6×6メスイコンタも、フィルム巻き上げ機構と、ジャバラ部を除けば、基本的に同じカメラ。
お気に入りワンポイント
単独距離計。
内蔵の単独距離計で距離を測り、その値をレンズの距離リングにセットする。