ビトーU
カメラ名称 :フォクトレンダー ビトーU
レンズ :カラースコパー 50mm F3.5
シャッター :COMPUR-RAPID
B・1〜1/500秒
ファインダー :
フィルム装填 :裏蓋開閉式
大きさ/重さ :W125*H70*D80(撮影時) D40(格納時)・420g
生産国 :西ドイツ
今回はお堅いイメージのある、ドイツの1950年製蛇腹(スプリング)カメラ。
さすがに、おロシア製と比べてしまうと、しっかりした造り。細部にわたり良く作り込まれている。
本カメラは、距離計、露出計など余分な機構が組み込まれていないので、軽量かつコンパクト。
感度400のネガフィルムを詰めて、シャッタースピードを1/250、絞り11、距離を3〜4m位にセットした状態で、
前蓋を閉め、上着のポケットにほおり込んでおく。(あくまで日中のお散歩カメラ、距離計が無いので開放付近を多用する夜はちょっとつらい)
日中であれば<使い捨てカメラ>(レンズ付きフィルムか?)と同じ感覚で使用できる。
しかもレンズはコーティング有りのカラースコパーが付いているので、写らないわけが無い。
ファインダーもレンズの真上についているので、パララックスをあまり気にせずに撮影できる。
脱着式のアクセサリーシューもあるので、外付けの露出計Or距離計、ストロボを装着できる。
レンズシャッターなので、全速ストロボは同調する。
安価な蛇腹カメラを一つ購入するなら、初代ビトー、ビトーU、ビトーUaのいずれかをオススメする。
(ビトーVは距離計が組み込まれており、大きく高価なので、もう別物)
初代ビトーは、ファインダー部分が軍幹部上にポッコリ出っ張っており、前蓋に<V>マークがあるのが特徴。
ビトーUは、軍幹部もまっ平らで、前蓋を閉め正面から見た時にファインダーしか目立たず、とてもスッキリシンプル。
ビトーUaは、ビトーUよりひと回り大きくした感じで、正面にフォクトレンダーの文字が入り、固定のアクセサリーシューが付いているのが特徴。
いずれのビトーを選んでも、満足がいくハズ。日本の蛇腹とはあきらかに品質が違う。なぜこんな真面目なカメラを製造していた所が潰れてしまったのか、首を傾げてしまう。(コスト度外視だったためか?)
お気に入りワンポイント
レンズを格納してしまうと、軽量かつコンパクト
カメラに詳しくない方がみたら、とてもこの物体がカメラとは気ずかない。