ワイシャツ用立体包装機です

三角の部分にハンガーをセットしてワイシャツを着せ、
そでを後ろに回して下のペダルを踏むと、
後ろのハート型の棒が前に出て、そでを固定します

あとは上から包装用のビニール袋をかけ、上へと引っ張り上げれば抜けます
ビニールにはあらかじめ切れ目が入っているので、
いちいちハサミなどで切る必要はありません

当社では以前、「セットしてボタンを押すだけ」という形の、
半自動式の立体包装機を使用していましたが、
その機械には後ろに回したそでを固定する部分がないため、
どうしてもそでや前たてにしわが寄りやすくなっていました

その問題点を解決するため、
以前にそでを固定しつつ包装できるこの形のものに切り替えました

固定⇒解除も簡単に出来、そでを固定しながら包装出来るため、
ワイシャツの形状に合わせてそでの位置を調整しながら、
前の部分にしわを作らず包装出来ます

手間ひまかけた当社こだわりのワイシャツは、
クリーニング料金が1枚200円(たたみ・立体包装ともに)
「硬いノリはイヤ」と言うお客様には、
のりなし(+30円)コースもあります

また、ネクタイ・紳士ズボン・紳士スーツとワイシャツ2枚の組み合わせで、
セット料金となり50円引きになります

更に毎週金曜日は、紳士スーツ1着とワイシャツ2〜5枚の組み合わせで、
紳士スーツ+ワイシャツ2枚:50円引き
紳士スーツ+ワイシャツ3枚:100円引き
紳士スーツ+ワイシャツ4枚:150円引き
紳士スーツ+ワイシャツ5枚:200円引き
(=実質ワイシャツ1枚タダ)になります

紳士スーツのこだわりについては、 こちら を参照して下さい)

『クリーニングに出したけど、エリ汚れが全然取れてない』
『ボタンが割れちゃってるけど、予備のボタンもないし、買い換えるのも勿体ない』
『土日の間に、ワイシャツを出して受け取れるクリーニング店がない』
など、
ワイシャツについてお悩みの場合、是非一度ご相談ください


※お客様からのご要望が非常に多くあるため、祝日を除く、毎週土曜日のAM 7:00〜11:00の時間帯のみ、
ワイシャツとドライクリーニング品に限り、当日仕上げをお受けしています(追加料金はありません)
仕上がり時間は、当日の<PM 6:00>となります

ただし、当社は大手チェーン店とは違い、小規模の工場であるため、
ワイシャツ・ドライクリーニング品ともに、一日に洗い・仕上げ可能な量には限界があります
そのため、ワイシャツ・ドライクリーニング品ともに、規定の量に到達次第、
AM11:00前であっても、当日仕上げを締め切らせて頂いています

また、当日仕上げの場合、時間が必要なシミヌキが出来ないため、しつこいシミが付いていると、
「シミが落ちきらなくとも、とにかく洗い・仕上げをしてお返しする」と言う形になる場合があります
ご注意下さい


 
 

洗浄中の様子
業務用の、最大20kgを同時に洗浄可能な洗濯機で洗います
ワイシャツ1枚=0.2kg換算で、
最大100枚まで一度に洗う事が可能です


洗いは、
 予洗(40℃、3分)
⇒本洗(40℃、15分)
⇒すすぎ(常温)
⇒のり付け
⇒脱水
⇒低速回転(全体のしわを伸ばすため)

と、大きく分けて6工程からなり、全工程で50分程度です

当社では、ワイシャツも1枚1枚丁寧にシミヌキしているため、
特にエリ・ソデの黒ずんだ部分の汚れ落ちには自信があります

血や食べこぼしなど、他店で取れなかったシミも是非一度ご相談下さい

(シミによっては追加料金の発生する場合があります。
ただし、エリ・ソデの黒ずみのシミヌキは基本的に無料です)


また、胸ポケットの掃除も全て手作業で丁寧に行い、
割れた、もしくは欠けたボタンがあれば無料で付け替えています
(当社指定の耐熱・耐圧ボタンになります)

◎洗い工程

シミヌキ+温水洗いで、
ここまでキレイに落とします
(洗い上がった直後。画像をクリックで拡大)

ワイシャツ用たたみ機です

下にあるペダルを踏むと中央の銀色の部分が上に跳ね上がり、
えりをセットする部分が見えます

同時に、左右2本の金属の棒も上がるので、
えり・そでをセットしてペダルから足を離すと、
中央の金属部および棒が降りてエリとそでが固定されるので、
そのままたたみます

人の手でしっかりと引っ張りながら、
ワイシャツの大きさに合わせた形状にたためるため、
当社ではこのたたみ機を使い続けています

エリ&カフスの仕上げ機です
上の中央がくぼんだ部分にえり
下の二つの丸い部分にカフスをセットします

また、前たての縮んだワイシャツは、
えりを乗せる部分に前たてを乗せてプレスする事により、
縮みを直す事が出来ます

仕上がりサンプル(立体包装)

仕上がりサンプル(たたみ包装)

※近年、「スリムシャツ」や「スキニーフィットシャツ」のような、 背中の部分を絞ったデザインのシャツが増えています
 (大抵、背中部分に、左右一つずつ「ステッチ」と呼ばれる当て布のような小さいパーツがあります)
 そのようなシャツは、機械仕上げでは背中や前部分にシワの寄る場合があり、
 そのようなシワを気になさる場合には、手仕上げコースをオススメしています。さらに詳しくは こちら のコラムを参照して下さい

稼動中の様子
内側から熱風が吹き出して乾燥させる仕組みで、
そでが大きく膨らんでいるのはそのためです

そで&胴体部分の仕上げ機です
右側の白い部分は稼動式になっており、
胴体⇒右そでとセットすると中央まで移動し、
左そでをセット後、稼動

稼動すると白い部分と裏側の鉄板でワイシャツを挟み、
細かいしわを伸ばしながら一気に乾燥させます
その後、たたみ包装or立体包装

使用している洗剤二種
左が
蛍光増白剤入の洗剤、右が漂白剤
蛍光増白剤とは、白さを際立たせるための調整剤のようなものです

※変色した汗による、エリ・ソデの黄ばみについては、 こちら のコラムを
 エリに付いたカミソリ負けの血など、血のシミについては、
こちら のコラムを参照して下さい

 黄ばみ、血のシミ共に、特殊なシミヌキが必要な事があり、シミヌキ料金の発生する場合があります
 また、ヒビが入っていたり、取れそうになっているボタンがありましたら、無料で付け替えを致します
 お気軽にお申し付け下さい

◎仕上げ工程

洗いでは、高温のお湯で洗うため常温での洗浄と比較して洗浄力・殺菌力が非常に高く、
漂白剤配合の洗剤の使用により、色のくすんだワイシャツも白さを回復させます

のりはご家庭で加工する液体タイプのワイシャツ用のり
(合成のり)ではなく、
パリっと硬めに仕上がり防汚性も高い、抗菌剤配合の
天然のりを使用しています
(のりについて、さらに詳しくは
こちら の「ノリが違うんです」のコラムを)

仕上げでは、プレス圧を向上させて「しっかり伸ばす」キレイな仕上がりに加え、
前たて(ボタンをはめる部分)の縮みを直す機能を備えた最新式の機械を導入しています

水に溶かして煮た状態
この状態でワイシャツに添加します

使用しているのり(コーンスターチ)
粉末状のものを、煮て使います

耐熱・耐圧仕様の、頑丈なボタンをお付けしています
(乳白色のボタンです。画像をクリックで拡大)

ボタンが取れていた場合も・・・・
(お預かりした直後。画像をクリックで拡大)

黒ずんだエリの汚れも・・・・
(お預かりした直後。画像をクリックで拡大)