クリーニング豆知識

第百回:「ホームページの作り方@」

「クリーニング業に携わる人間からすると当然の事であっても、
お客様からすれば当然でない事はたくさんある」

常々感じていたそのギャップを少しでも埋めるため、このコラムでは、
クリーニング業者から見た、衣類に関する様々な豆知識を公開しています
記念すべき第百回は、「ホームページの作成」について

このコラムも100回を迎えました


当初は、
「クリーニングに関する、あまり知られていない事」
をテーマに連載していましたが

そのうち
「売る側の考え」「売る仕組み」
についても取り上げるようになり、
気が付いたら100回、と言うのが正直な感想です

最低でも100回は続けよう、などとあまり意気込む事なく、
月一回のペースで粛々と続けたのが良かったかと思います


そこで、記念すべき100回目は、
「ホームページの作り方」

そして
「ホームページを『作る側』は、何を考えているのか」
を取り上げたいと思います


@ホームページ作成とは、自転車のようなもの

ホームページを作成した経験は全くないのに、
ある日突然、会社で「ホームページ担当」に任命され、
一からホームページについて学び始めた、
と言う人も多いかと思います

何年もホームページの管理をしている側からすると、
ホームページ作成とは、
自転車のようなものです


どうすれば良いのか分からない、失敗ばかり、
上手く行かない、それでも少しずつ分かるようになる

そしていつしか、
「基礎」と呼べるものを一通り身に着けると、
その後の管理・更新作業は、驚く程スムーズに運びます


スライドショーや動画の編集、
デザインの全面リニューアルなど、
余程凝ったコンテンツを作ろうとしない限り

管理・更新は
「今までの延長」であるため、
何年も続けて来た仕事と同様、
いわゆるルーチンワークの一つになります

仕事で、あるいは趣味で、
ホームページ作成をこれから始めようと言う場合

「基礎さえ理解すれば、あとはどうとでもなる」
と思って頂いて大丈夫です


A使用する機能は、全体の1%以下でいい

このホームページは、
一般的なホームページ作成ソフトを用いて作成していますが、
使用している機能は、全体の
「1%以下」です

「ホームページ作成ソフトの指南書」のようなものも買いましたが、
参考にしたのは、基本に関するごく一部のみです

「こうする事で、美しく見せる事が出来ます!」
のようなテクニックが沢山書いてありますが、ほぼ全て無視です

「基本を理解したら、応用として、
こういうデザインも試してみましょう」
も無視


ホームページ作成に慣れていない時点で、
このような指南書を良く読み、
書いてある全てを盛り込んだホームページを
作成しようとすると・・・いつまで経っても完成しません

基本的には、
「トップページ」・「会社(管理人)紹介」・「商品・価格一覧」
・・・があれば、とりあえずは
ホームページとしての体裁が出来上がるでしょう


Bとりあえずアップする、そして更新し続ける

完璧なホームページを作成してからアップしよう、
と考えていると、いつまで経っても完成しません

Aで挙げた3要素のコンテンツを作成したら、
とりあえずアップしてみる、と言う気持ちで良いと思います
(ただし、誤字・脱字、間違いには注意しましょう)

今日アップしたばかりのホームページなんて、誰も見ていません
一か月、一年、場合によっては数年かけて、
「見る価値のある」ホームページにしていけば良いと思います


更新の頻度は、
最低でも月一回、出来れば週一回
大きな出来事があった場合は、その都度


会社でも個人でも、
「管理・更新している自分が、個人として発信したいコンテンツ
を作り続ける事が、長続きするコツです


週一回の更新なんて、ネタがない、
と思われるかもしれませんが、
有名なブログ管理人の言葉を借りると

「ブログを開設すると、『ブログを書く脳』に切り替わる」のです
今まで何となく見過ごしていたような出来事も、
「ホームページを更新する脳」はキャッチします

コンテンツがスカスカでも、とりあえずアップしましょう
そして、更新し続けて、
結果として良いホームページになれば良いと思います


ちなみに、一日に何度も更新するようなブログ、
ホームページが世の中にはたくさんあり、
そのようなホームページと争っても無駄です

一週間、頑張って一日に4回更新したとしても、
そのペースが一か月、一年と続けられないようであれば、
意味がありません

それよりも、(仕事の一つとして行っている場合は特に)数を絞って、
質の高い情報やコンテンツを発信しましょう


長くなったので、次回に続きます
次回は、「ホームページと合わせて、
SNSは活用するべきか?」について