当社では毎年、春と秋の年に二回、
クリーニング料金500円につき1枚、商店街の主催する宝くじを配布しています

今年(2012年)秋の宝くじは、
特等:スカイツリーバスツアー
A賞:商店街で使える金券10.000円分
B賞:同3.000円分
C賞:同1.000円分
D賞:同500円分

・・・という景品でした

毎年宝くじの配布を開始して、店頭に「宝くじ配布しています」のポスターを配布すると・・・
途端に忙しくなります
配布する季節(春・秋)に関係なく、毎年必ずです


宝くじは、当選する確率を考えると「そもそも割に合わないもの」であるとよく言われますが、
商店街の宝くじは通常の宝くじと違い、「お金を払って宝くじを買う」のではなく、
「配布しているお店で買い物をすると、金額に応じてもらえるもの」であり、
そのお得感からか、心待ちにしている方が本当に沢山いる、という事を毎年のように実感します


ただ、配布する側として勿体無いと毎年思うのが、
「配布期間中はずっと宝くじを配布する」という店舗ばかりではないという事

どういう事かと言うと、宝くじを配布する店舗は、
基本的に商店街から宝くじを購入して、裏面に自店の店名を入れた上で配布していますが、
例えば1000枚購入して、その1000枚を配布し終えたら、
宝くじの配布期間中であっても「宝くじの配布は終了しました」という店舗もあります

当社では、宝くじの配布期間中は、最後の一日まで必ず宝くじを配布していますが、
その「最後の一日」めがけて来店されるお客様もいます
そういった事もあり、「期間中はずっと宝くじを配布します」という事をポスターでPRしています


お客様の立場からすれば、「最後の一日まで宝くじを配布して欲しい」となります
しかし、店舗によって事情が異なるため、
一概に「最後の日まで配布すれば良い」で済む話でもありません

こういった事例を見る度に、
「商店街単位での取り組みというものは、つくづく難しい」と思います



第五十八回:みんな大好き宝くじ

「クリーニング業に携わる人間からすると当然の事であっても、
お客様からすれば当然でない事はたくさんある」


常々感じていたそのギャップを少しでも埋めるため、このコラムでは、
クリーニング業者から見た、衣類に関する様々な豆知識を公開しています

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第五十八回は、毎年恒例の商店街の宝くじについて