2013年より、『汗取り』の料金を改定させていただく事になりました
改めて思うのは、「伝えること」の重要性です


今年(2012年)の秋は当社の想定以上に汗取りの品物が集まりましたが、これは
「ズボンをクリーニングに出したのに、なんだかゴワゴワする」という悩みを抱えていた人や、
「ドライクリーニングで汗は落ちない」という事を知らなかったという人が、
『汗取り』という単語に反応した結果であると考えています

汗取りをテーマにしたポスティングのチラシにクーポン券は付けましたが、
汗取り自体の割引・値引きは行っておらず、
それでもこれだけの人が汗取りという処理を必要していた事に、
改めて「クリーニング業の側からの、情報の発信不足」を感じました


以前、クリーニング業ではない方から、
「クリーニングにワイシャツを出して帰ってくると、よくボタンが割れていてガッカリする。
ボタンが絶対に割れないお店があるなら、もっと高い値段でもいいからそこへ出す。
でも、そういったお店がどこにあるのか分からない」と言われた事があります

今回の汗取りは正にそのケースで、
「ズボンの汗に悩んでいた人」が、
ホームページやチラシ、口コミなどで当社の『汗取り』の存在を知り、
本当に沢山の人に汗取りをご利用いただいた、という結果に繋がっています


クリーニングおよび衣類の処理に関して、多くの方が悩みを抱えています
しかし、どこのお店に持って行けば解決するのか、
そもそも解決してくれるお店はあるのか
これだけ情報に溢れた社会の中、途方に暮れている人は本当に沢山いると思います

当社は今後も、ホームページでの情報の発信および、
店舗でのサービスによって、「一つでも多くの、悩みを解決出来る存在」でありたいと、
改めて思いました

第五十七回:伝えること

「クリーニング業に携わる人間からすると当然の事であっても、
お客様からすれば当然でない事はたくさんある」


常々感じていたそのギャップを少しでも埋めるため、このコラムでは、
クリーニング業者から見た、衣類に関する様々な豆知識を公開しています

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第五十七回は、「伝えること」の重要性について