ザリガニ釣りの思い出
いい色でしょう?
私達の年代の方達は、出身地はどこであれ同じような思い出があると思います。
ザリガニの捕獲の仕方には次の3通りの方法があります。
@釣る。
餌はスルメ、煮干など何でもいいのですが、私達はカエルを餌にしていました。
やはり『生餌』が一番です。それにカエルは餌持ちがいいのです。
ザリガニが釣れるような場所には、カエルがいたものです。
カエルを捕まえて、軽く地面にたたきつけ、失神(時には死亡?)させておき『後ろ足のほうから皮を剥き』ます。
胴のところを糸で縛って竿(竹でも小枝でも何でもよい)に結びます。 これで準備完了。
こうした竿を何本も用意し、用水路や池に仕掛けます。
すぐ、引き(アタリがある)ます。糸が張ってくるのですぐわかります。
ザリガニ釣りに、網は欠かせません。
ザリガニを釣ったことのある人なら誰でも知っていますが、ザリガニは餌をしっかり挟んでいても、
水面から離れるとすぐに餌を離してしまいます。
張った糸をゆっくりと岸に引っ張ってくると、水面近くにザリガニが見えてきます。
ザリガニのうしろから網を寄せてすくい上げます。
バケツに一杯位はすぐ釣れました。
A潜んでいる穴に手を突っ込んで捕まえる。
これはロケーションを選びます。
私はこういう捕獲の仕方はあまり好きではありませんでした。
釣り上げるよりも面白くないのです。
Bカニカゴを使う。
これは大量に捕獲出来るのですが、子供の遊びとしてはこれまた釣るほど面白くはなかった記憶があります。
カニカゴの中に魚等においの強いものを置き、数十分から1時間ほど水中に沈めておき、後は引き上げるだけ。
引き上げるのが遅いと、餌がなくなっています。
ザリガニは棲んでいる場所によって外皮の色が違うようです。
”pH値による”との説もあるそうです。
人気のあるのは赤黒くて大きいやつです。
塩で茹でて食べるとおいしいものです!!
ナントカという虫がいる?という事も言われていましたが、茹で上げれば何でも平気なものです!!
戦後の食糧難の時代には、”エビフライ”として活躍したらしい。
ザリガニも魚と同じように『エラ呼吸』しているのだそうです。
エラの部分に常に水分があれば、ここから空気中の酸素を取り込むことができますが、長時間ではやはり弱るようです。
ですから水槽などで飼育するには、
なるべく大きな水槽で飼う → 溶存酸素量が多い
なるべく水を取り替える(エアバブリングより効果がある、との説もあります。)
餌は食べ残すほど与えてはいけない。→水の汚れが早くなり溶存酸素量が減る。
逆に餌が少な過ぎると、共食いをします。
ザリガニは脱皮しながら大きくなります。
脱皮した後、目の後ろにある小さな穴に、これまた小さな石(砂?)を入れてこれが転がることで平衡感覚を保っている
との話があります。
ですから、飼育する際には水槽に必ず砂を入れてやる必要があります。 (この項、聞きかじり、読みかじりあり。)