無線の話
無線に少し興味のある人に
コードレスホンは次の周波数で聞こえる場合があるそうです。
親機側の周波数 380.2125 〜 381.3125MHz ステップは12.5KHz
子機側の周波数 253.8625 〜 254.9625MHz ステップは12.5KHz
親機と子機の周波数は、126.35MHz差できれいに対応しています。
(例えば、親機が380.3750MHzの場合は子機側は254.0250MHz)
このなかから、空いている周波数を自動的に探して使用するため、1つの周波数にだけ合わせておけば特定の人の
会話がずっと聞こえるわけではないようです。
(MCA:マルチ・チャンネル・アクセスといいます。)
尚、最近のコードレスホンには「音声反転秘話機能」が搭載されていることが多く、その場合には秘話解読機
(約1万円)が市販されていますが、違法では?。
警察無線も最近はデジタル化され傍受出来ないようになってきています。
しかし、聞ける可能性のあるものもあるそうです。
署活系無線 → 347.7125 〜 348.2125/361.1000 〜 362.2500MHzに 12.5KHzステップで割り当てられています。
地方都市ではまだ聞けるところも残っているようです。
鉄道警察隊連絡波 → 349.1500MHz
ネズミ取りの現認係と停止係との連絡用 → 350.10000MHz
但し、Sメーターが振れているのに、「ザーッ」という雑音しか聞こえない時はその無線は残念ながらデジタル化に
移行しているそうです。
消防無線は傍受しやすいそうです。
147MHz帯を中心に割り当てられています。
148.2100MHzや 148.2900MHzなどの県内共通波もあります。
(地域版は「周波数帳」を購入するのがよい。)
管轄を越えた応援出動などの為150MHz帯を使用する全国共通波というものもあります。
航空無線は130MHz前後で傍受出来ます。
良く聞こえる○○航空無線は130.65MHzです。(日本語多用!)
私はアマチュア無線機を使用していますが、免許をお持ちで無い方は『広帯域受信機』を購入することになります。
(受信しか出来ない!)
ハンディ機のお薦めはなんといっても『エーオーアールAR8000』でしょう。
受信範囲は、530KHz 〜 1900MHzとクラストップ。固定型受信機にも匹敵します。
メモリーは1000chの大容量。大型ディスプレイも装備。
コードレスホンの「親機側」と「子機側」などペアの周波数を手早く受信する「親子ワッチ」が可能。
実勢価格は50千円程度(今はもっと安い?)とハンディ機としては高価だが長く付き合える。
電波法
『何人も法律に別段の定めがある場合を除くほか、特定の相手方に対して行われる無線通信を傍受してその存在
若しくは内容を漏らし、またはこれを窃用してはならない。』
電波使用料
アマチュア無線局を開局している者は所轄の電気通信監理局に年間500円の『電波使用料』を支払う必要が
あります。
金額は気になりませんが、振り込む手間がかかります。
無線局は開局すると5年間有効なので、「5年分まとめて払いたい」というと、「一括納付の申請を出せ」と、
「いかにも役所」の物言い。
もちろん、電波使用料ですから業務用のTV局も支払っていますがアマチュア無線局(100〜150万人と言われる)
に比べると業務用の常用&大出力でありながら、数万円という安さです。
皆さんが使用している携帯電話にも課税されていますが、使用料金に含まれているので一般の人は電波使用料を
支払っていることを意識していないと思います。
業務用TV局なんて全国に数10しかないと思いますが、それに比べてアマチュア局の多さ。
→ 税金集め以外の何ものでもない!!
この税金の使用先はもちろん『不明』です。