高級ブランド品の恐るべき販売戦略

 

以下の内容は『全日空の国際線のパイロット』からの情報です。

 

なぜ3倍の値段で売られているのか....?

俗に言われるブランド品を海外で購入するとその価格差に驚かされる。

3倍は違うことも珍しくない。

あるメーカーの販売担当の方の話...

「高級ブランドとして定着してくると、まず海外の需要を探る。どこの国の人が 多く手にしてくれているかを探る。

たいがいは日本人かオーストラリア人..。

そこで日本に支店を出す。

当然直営店。値段は自国の3倍を付けて高級感を植え付ける。

日本では全然売れなくてもよいのだ。

とにかく高級だという意識を植え付けるのである。

日本人は年間1500万人も海外を旅行している。

海外で見ると3分の1で買えるブランド 品に飛びついてくる。

こうして海外の直営店を運営できるだけの利益をたやすく上げる ことができる。

したがってとにかく日本の支店では絶対に安売りしない。

安売りしたら日本人が海外に 出た時買わなくなってしまうからだ。」


上記の情報を証明するように、2000年8月2日の朝日新聞の朝刊に次のような記事が出ていました。

『海外ブランド出店ラッシュ』

海外高級ブランドが競って日本に出店攻勢をかけている。

大規模なことが特徴だ。

ルイ・ヴィトンジャパンは2002年春、「ルイ・ヴィトン館」を東京・表参道にオープンする。

パリの店を抜き、世界最大となる見通しだ。

フランス高級ブランドのエルメスジャポンは来春、東京・銀座5丁目に「エルメスビル」を開業する。

世界最大のパリ本店と並ぶ規模となる見込みだ。

イタリアのベネトンジャパン、マックスマーラジャパンも年内に東京に新しい店を開く予定だ。


さて、記事にあるような「大規模店」が出来て、『オープニングセールで安売り』するでしょうか?

興味のあるところです。

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