読んだら”こみあげてくる”二日酔いの話
最初にお断りしておきますが、読んでいて気持ちが悪くなっても、それはあなたの責任範囲です!!
男性、女性に限らず二日酔いの経験のある人は、それこそ腐るほどいます。
なにも二日酔いになりたくて飲んでいるわけではないのですが、「なってしまう」んですよね!!
これから、忘年会のシーズンになると、至る所にその「痕跡」が残るようになります。
終電の前後、自宅の最寄り駅、ひどい時には電車の中、ホーム、改札口のそば等々、トイレに駆け込むまで我慢出来なかったのでしょう!
まだ、湯気の上がっているものもあったりして。
駅を出ると、不思議なもので、道路中央に「痕跡」というのは、まずありません。
まぁ、そんなことしていたら「車にはねられる」という事情もありますが、やはり「電柱やフェンスに片手をついて」というスタイルが圧倒的に多いようです。
そうして、駅から離れて行くに従い、その「痕跡」の数も大きさもだんだん少なくなり、「かなり、おさまってきたんだな」と他人の目にもわかります!
さらによく観察すると、麺類を食べた人が圧倒的に多い。
ある種のラーメンにのっている「紅しょうが」が、薄いピンク色になって、その「痕跡」の上にあたかも「トッピング」のように!!
関東地方の人は、その「痕跡」のことを「もんじゃ焼き」という表現をしたりします。
「もんじゃ焼き」を食べているときに、「痕跡」の話をして盛り上がるいう人達もいます。
そうなるとその席の隣に座った、そういう話のあまり好きでないグループはもう堪りません!
翌朝、自宅から駅に向かう時、昨夜の「痕跡」が残っているのを目にします。
当然、駅に近づくほど、その「痕跡」は大きくなるわけでして・・・・・
それが「自分のもの」であったりすると、「あぁ、昨夜はこんなものを食べたのか」と妙に納得したりなんかしたりして!!
都会ですっかり増えてしまったドバトの一団が、それを朝食代わりにしています。
消化不良状態ですから、栄養分は残っているわけですね。
その頃は、「痕跡」からはもうアルコール分も抜けていて、それが証拠に「千鳥足のハト」はまだ見たことがありません。
ここまで、興味を持って、吐き気を我慢して読んでくれた、変なあなたに捧げる「二日酔いにならない方法」
まず、なぜ、二日酔いになるか?
体内に摂取されたアルコールは、主として肝臓で分解されるのですが、肝臓にも「処理能力」があり、短時間で高濃度のアルコールを
処理するにも限度があり、個人差もあります。
分解されないアルコールは、アセトアルデヒドという毒素に変化してこれが、頭痛、吐き気等いわゆる二日酔い状態を作り出すのです。
@飲み過ぎたと思ったら、水を多めに飲む。
しかし、水は意外に体内に吸収されにくいことも事実です。
吸収率のよいのは、”ポカリスウェット”や”ダカラ”等の「アルカリイオン水」と呼ばれる飲み物です。
利尿作用を促進し、アルコールの血中濃度を下げます。
今日は飲まされるということが分かっている場合は、あらかじめコップ一杯の牛乳か水を飲んでおくとずいぶんと違います。
もちろん、酒を飲む前にそんなもの飲んだらまずくなる、という”正統派”の方はお好きにどうぞ。
A二日酔いになる恐れがあるほど飲んだあと、というのは当然深夜になっているわけで、翌日がお休みでもない限り、早く寝たいと思うのが
普通ですが、ここは「飲んですぐ寝てはいけない」のです。
寝ると、消化活動も停まり、アルコールの分解が遅くなるのです。
飲んだあと2時間くらいは寝てはいけません。
起きていて、消化活動を助けるのです!!
「柿は深酒に効く」のは事実です、しかし季節によっては手に入らない!
日本茶も非常によいのですが、いざ寝ようとすると眠れなくなる!!
Bもどしたい時は積極的にもどす。
アルコールそのもの、あるいはそれを含んだ食物を体外に出すわけですから、効果てきめんです。
もどすのは早いうちがよいのは言うまでもありません。
参考までに、「吐き気」というのは、すでにアセトアルデヒドの毒素の影響が出ているわけです。
身体の本能的防御反応で、「毒素を体外に追い出す」ようになっているのです。
悪いものを食べた後下痢するというのも同様の理由です。
出そうになっているものを我慢したら、からだにいい事はなにもありません。
C上述のアセトアルデヒドもCとHの化合物ですから、その分解には酸素が必要になります。
よって、一般的ではありませんが「酸素吸入」は二日酔いを急速に改善します。
但し、常用することは「活性酸素の悪影響」等を主張している医者もおり、やめておいたほうがよいかもしれません。
D最後に
不思議なもので、自分のペースで飲んでいるとめったに二日酔いにはならないものです。
多勢での宴会や無理強いする人がいると、「自分のペース」が崩され、結果的にオーバーペースとなって、アルコールの分解が追いつかず
二日酔いになってしまうようです。
忘年会シーズンに「痕跡」が多いのは、「自分のペースで飲めなかった」人達の『痕跡』でもあるのです。