遊びは一人に限る

 

 世の中、二種類の人間がいると思う。

 独りで遊べる人間と、誰かにくっつく人間である。

 どちらかというと私は「独りで遊べる」ほうである。

 今の会社に転籍してから、業務を上手く回すためにも、「遊びの輪を作って盛り上 げよう」と

 会社の文体部の中にいろいろな遊び部隊の創部を行うべく画策した。

 既存の文体部を調べてみると、名前だけでまったく活動していない野球部、釣部と ゴルフ部のみ。

 まず、サーフ&スノー部の創設を計画。

 冬だけでなく、夏の活動でも、運動だけでなくても、泊まりがけでBBQをやるだけでも「会社からの補助」を受けられるように、

 創部企画書にいろいろと列記した 。

 メンバー内には誰もサーフ等やるものはいないが、そんなことはどうでもいいので ある。

 次に創部提案したのが骨董倶楽部である。

 定年近いメンバーに声掛けして、頭数を揃え、創部申請し認められた。

 こういう活動を全国の支店にも周知することはいろいろ意義があると会社に提案して、会社HPにも掲載してもらうようにした。

 目的はもちろん、「会社からの補助を減らされないようにするため」である。

 この他に、会社からの補助はもらっていないが「御達者倶楽部」、「ラジコン同好 会」もほぼ定期的にイベントを行なっている。

 個人的なスキー・イベントにも上述のいずれかのメンバーや社外の人も参加したり している。

 そういうことで5〜6年が経過したが、最近思うのが、最初に書いた事柄である。

 もともと、独りで自由に活動するのが得意というか、途中参加の誰かの都合や好き嫌いで個人のイベントを台無しにされたくない

 という意識のほうが強いのである。

 だから、人数が揃わないと出来ない遊びなどにはまったく興味がない。

 (例:草野球、草ゴルフ、草サッカー・・・・  ここでいう「草」というのはヘ ボと同意である)

 メンバーの中には、まさに献身的な幹事役に徹する人もいて感謝しているが、自らはまったく何もしない「ただ乗り」的な人ももちろん多く存在している。

 そういう場面をいろいろ見てきて、感じるモノがあり、この辺で、「独り遊び」に戻ろうと思うようになった。

 (自分のコントロール出来ない部分でストレスを感じるというのは不本意であるから)

 幸い、私は多趣味人間なので、何をするにも「独りで計画して行動出来る」というのは好都合である。

 これから1〜2年以内に職を離れるのは確実であり、それ以降の限られた時間を「そういう会」などにかき回されたくないのである。

 これからは、バイクもキャンプもスキーも、ラジコンも酒もすべて「独り遊びに回帰」するぞ。

 そうそう、宣言したからには日付を入れておこう!

 2012年4月12日(木)

 

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