っていたんだ。おいらもそれにさんせいして、

「それはいい考えだね!ビクトリア先生に頼もうよ」

っていうと、コガタペンギン君はしょんぼりして、

「いとこの私めよりもビクトリア先生の方が信頼されてるのかなあ…」

ってつぶやいたんだ。

「そうじゃないよ。おんなどうしの方が話しやすいってこともあるしさ」

 おいらたち三羽はビクトリアペンギン先生にハネジロちゃんのことをそうだんした。ビクトリア先生は、

「まあ、いつも気のやさしいハネジロちゃんがいったいどうしたんでしょう。私がきいてみるわ!」

って、いってくれたんだ。

 ビクトリア先生がハネジロちゃんの巣の中に入っていった。しばらくすると、ハネジロちゃんはビクトリア先生に連れられて巣からでてきた。ハネジロちゃんは顔に大きなマスクをしてすぐに病院へいったんだ。どうしてだれにも会わない!なんていいだしたのか?っていうと、顔に赤いぶつぶつができちゃって、それをだれにも見られたくなかったからなんだって。お医者さんのシュレーターペンギン先生はぬり薬をつけたけれど、あんまりよくならない。シュレーターペンギン先生によると、ハネジロちゃんの赤いぶつぶつは農薬アレルギーのせいだって。たぶん、巣のまわりの土にたくさんの農薬がしみこんでるんだろうって。そこでおいらとマカロニ君とコガタペンギン君でハネジロちゃんの巣のまわりの土を洗うことにしたんだ。

「土を洗うってどうやって洗えばいいんだろう?」

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