遠いイザベラ島からおもい機械をここまで運んだのはいったい…って思ったらなんだか急につかれちゃった。でも、なんとちょうどいい具合にちっちゃな台風がこっちに近づいてきた。博士は、

「ようし!台風がここにやってくるぞ!あの台風のうずまきにこの機械から出る波を当てて、共振させて台風を大きくするのだ!」

といって、ちっちゃな台風に波を当てたんだ。みるみるうちに台風は大きくなっていってね、おいらは風でふきとばされそうになったんだ。けれど、台風はこっちの森にはこないで途中からそれて山の方へいっちゃった。おかげでキガシラさんの森にはあんまり雨が降らないで、山に大雨が降ったんだ。すると山で土砂くずれがあって、その土砂が植えたばかりの苗木とのこりわずかの森の半分を流しちゃったんだ!!このてんまつにおいらも博士もただびっくりするだけ…。キガシラさんはワンワン泣き出しちゃうし…。おいらはすごく責任感じて、また、あたらしく苗木を植えたんだ。ところが台風のあと、日照りがつづいて思うように木が育ってくれないんだ。

 どうやって雨を降らせたらいいのか?おいらはマカロニ君のところにききにいった。ちょうどケープペンギン君がマカロニ君のところにきていたんだよ。

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