ビクトリア先生はジェンツー君やハネジロちゃんといっしょにクワで土を掘り返しているところだった。

「こんにちは!ビクトリア先生」

「あら、マカロニ君にアデリー君!久しぶりねぇ。もしかして手伝いにきてくれたの?」

「うん、そうだよ!ところで今なにをしているんですか?」

「小川を作ろうと思っているのよ。ここでホタルを飼おうっていう計画なの。人間たちがここにやってくる前にはね、ここら辺にはもともとホタルがたくさんいたの」

「ホタルってぴかぴか光るヤツ?ここにホタルが舞ったらさぞきれいだろうね!」

 さっそくおいらたちは小川を作るのを手伝ったんだ。浅いみぞを掘って、ところどころに小石をしきつめた。中州も作った。小川の水は近くを流れる川から取ることにしたんだ。ジェンツー君が一羽で小川になる浅いみぞの上流にせっせと木炭をおいていたんだ。

まえへ、    つぎへ、

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