プランクトンを海で飼いはじめて三日目のこと。
「ラ〜リラ〜ラ〜ラ〜リラ〜ラ〜ラ〜今日もおなかがすいたぞ!うまいエサはどこにある〜♪」 って、ぶきみな歌声がきこえてきた。レッドサブマリン号の潜望鏡をのぞくと一頭の大きなザトウクジラが一直線にこっちにくるのが見えた。 「ザトウクジラのお出ましだ!」 おじさんはレッドサブマリン号をザトウクジラがやってくる方にむけたんだ。 「な〜んだ?あの赤いのは♪おや、中にペンギンがいるぞう!じゃまだ、じゃまだ、小さなペンギン君たち、ら〜ら♪」 「ザトウ君!どこへ行くつもりなの?」 っておいらは呼びかけてみた。 |