「そう、ザトウクジラのヤツはプランクトンのにおいに引き寄せられるのか、どうか知らないけれど…。プランクトンはただ海の中を漂ってるだけだからね!プランクトンだけにプラン、プランと、な〜んてね!えへへへへへへ…」

おいらはジェンツー君のダジャレに背筋が寒くなっちゃった!

「ボクのプランクトンはホントにひとくちでペロリだったよ。だからザトウクジラのヤツを何とかしないと!!」

「でもここにはこんなにいっぱい水槽があるじゃない!この中にたくさんのプランクトンがいるんでしょ?」

「ああ、そうだけど大切なプランクトンをみすみすザトウクジラのエサにしてしまうのはイヤだよ!」

「それじゃあ、おいらがザトウクジラがあらわれるかどうかいつも見はってプランクトンを守るからさあ!」

「う〜む。それじゃ、半分だけ…」

ということで、空気の中の炭酸ガスを食べて育つジェンツー君のプランクトンを海で飼ってふやすことになったんだ。おいらはヒゲペンギンのおじさんと二羽で潜水艇のレッドサブマリン号に乗って見はったんだ。

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