「え〜い、スーパーうさぎぴょんぴょん丸よ!!今、この街の銀行に立てこもっている強盗犯をつかまえてきなさい!」
と、青山博士が言うと、スーパーうさぎぴょんぴょん丸は、
「かしこまりました、博士」
と言うなり、スーパーうさぎぴょんぴょん丸はものすごい勢いで研究室を飛び出して行きました。臼井助手が、
「今のは何なのですか?」
と、博士に訊ねると、
「スーパーうさぎぴょんぴょん丸とは、この世のスーパーヒーローにするためにわしが育てた上げた史上最強のうさぎで、聴力および、走ることや飛び跳ねることなどの運動能力はうさぎなみで、知能は人間をも上回るスーパーうさぎなのだ」
と、青山博士は臼井助手に説明しました。
「博士、いつの間にそんなことをやっていたんですか?バイオ技術や放射線照射だなんて、博士の専門は天文学でしょう」
「臼井君!これからの天文学者は天文学だけやっていれば良いというもんじゃあないんだよ。これからの天文学者は他の技術も・・・」
と、青山博士が言いかけているところに、スーパーうさぎぴょんぴょん丸が研究室にまい戻ってきました。