「潜水艇?それに乗せてくれるの?」

「うん、ヒゲペンギンのおじさんにたのめば、乗せてくれると思うよ!」

 おいらとアホウドリ君はヒゲペンギンのおじさんのところへ行ったんだ。

「やあ、アデリー君、久しぶりだねェ。ちょうど一年前に会ったきりだよなあ」

「おじさん!お願いがあるんだけれど…潜水艇に乗せてほしいんだ!アホウドリ君もいっしょに!」

「ああ、いいとも。それじゃ、ここで少し待ってなさい!レッドサブマリン号の準備をしてくるから…」

 それからおいらたちはおじさんの潜水艇・レッドサブマリン号で海中散歩を楽しんだんだよ。アホウドリ君はすごく気に入っちゃってさ!!

「わあ、すごかったなあ!きっとボクがアホウドリ一族の中で、一番長くてしかも深く海にもぐったんだよ。海の中っておもしろいよね!珍しい魚がいっぱいいて…今日はどうもありがとう。また乗せてね!…アデリー君!そういえば空を飛びたいっていってたよね?ボク、キミのために翼を作ってきてあげるよ!」

「ホントかい?うれしいな!」

このやりとりを聞いていたヒゲペンギンのおじさんが、

「すまんがアホウドリ君!ワシの分の翼も作ってくれないかい?」

ってたのんだんだよ。

「おじさんも飛びたいんだね。うん、いいよ!おじさんの分も作ってくるよ!!今日は本当のありがとう…」

っていい残してアホウドリ君は飛び去ったんだ。

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