写真の話 言いたい放題編 vol.4

・ストロボは夜使うな!昼間使え!

普通の人は夜ストロボを使う。ところが847は違うぞ。ストロボは昼間使うんだ!
夜ストロボを焚くとのっぺりとした写真になる。だから、夜は明るい玉と高感度フィルムで撮るんだ。
プロフィールの所にノーストロボ夜間撮影の例が出ているから、それを見てくれ。
ところで、ストロボをどうやって昼間使うか。もちろん、逆光の時に使うのである。
今のカメラは露出が自動だから簡単にできるはずだ。低感度フィルムを使って、是非やってくれ。

夜使うなといわれたからといって、記念撮影や結婚式の時はちゃんと使ってくれ。
それでも、結婚式のキャンドルサービスの時は使うなよ。
847は友人の結婚式の時、C8のフィルター(色温度補正用フィルター)つけて、ノーストロボでばしばしキャンドルサービスを撮影してあげたら、えらく喜んでくれたぞ。

それとだ、夜や暗いところでストロボを使う場合、シュチエーションにあった使い方が必要だぞ。
ストロボの調光には大まかにわけてTTL調光と外部調光とある。
TTL調光だと被写体と背景の明るさがバランスよく撮れる。
外部調光だと被写体のみが写り、背景は暗く落ちる。つまり背景は黒くなる。
たとえば、結婚式で主役だけを美しく浮かび上がらせたいときは、外部調光の方がよい。
それではTTL調光は駄目かというとそうではない。記念撮影などで背景もしっかり写したいときはTTL調光の方がよい。
と言うことで、場面、場面で使い分けてくれ。

ストロボを使う時は影に注意しろよ。
被写体があまり壁に近いと壁にはっきり影がでてみっともないことになる。
TTL調光でバウンス光を使うか、2灯焚かないと影は消えない。

ストロボを使ってのっぺり写真にならないようにするには、TTL調光か、ストロボの前にトレース紙を貼って光を弱くしろ。そうすれば、のっぺりにはならない。

なにせ、ストロボは難しい。
いろいろと滑った転んだをしないと身につかんね。

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