写真の話 初級編 vol.3

4.シャッタースピード

絞りの説明に続いてシャッタースピードの話です。
先にシャッターの構造を説明します。また、メカの話だからと言って逃げちゃ駄目だよ。
これを知っていると、ストロボ同調がどうなっているかわかるからね。

最近の一眼レフは縦走りフォーカルプレーンシャッターです。
カメラの中のフィルムの直前にあって、先幕、後幕の2枚(本当はシャッター羽根は複数枚あります。)の幕がシャッターになっています。
イメージとしては、建築物のシャッターを思い浮かべて、それが2枚あると思って下さい。
露出前は光が通らないように先幕でふさいでいます。(最近の高級機は先幕と後幕両方でふさいでいますが、説明が面倒なのでパス)
シャッターボタンを押すと、先幕が下に向かって走ります。続いて指定された間隔をおいて、後幕が走ります。
このときの先幕、後幕の間隔がシャッタースピードになります。
実は高速シャッター(1/500より早い)はシャッター幕がそのスピードで走っているのではなく、先幕と後幕の間隔を変えることでシャッタースピードを出しています。
どういうことかというと、幕速(シャッター幕が走るスピード)は高級機で1/250(一部1/300もある)、普及機で1/125なんです。1/250(1/125)で先幕と後幕の間隔が24mm(+α)(35mmフィルム画像の縦の長さ)なります。
だから、1/500では幕が開いている幅が12mmに、1/1000では6mmになります。
これで構造の話はおしまいです。

続いて本題のシャッタースピードの話をします。
シャッタースピードが早ければ早いほど、モノが止まって写ります。(そんなことは知っているって、うるさい)
遅くなれば、動きの早いモノはブレたり、ひどい場合には写りません。
ヒコーキのフライトを撮るときは、奴は早いですから当然シャッタースピードを早くします。
地上展示のヒコーキを撮るときは、全体をはっきり写したいのですから、絞りを絞ってシャッタースピードを遅くします。(もう、意味が分かりますよね)

せっかくですから、ストロボの話もしておきましょう。
一般的なストロボは発光時間が1/8000から1/12000秒です。
ですから、前述のようにシャッターが全開になっていないと、シャッター幕でストロボの光が遮られるところができます。
全開になるのは1/250(1/125)より遅いスピードですから、ストロボを使うときは1/250(1/125)以下のシャッタースピードを使います。カメラによってはもっと遅いモノもありますから、お使いのカメラをよくお確かめ下さい。
ちなみにライカは1/50です。(滅茶苦茶遅い)

理屈がわかるとおもしろいでしょう。
続いては露出の話です。

前のページへ 写真の話 目次に戻る Home 次のページへ