正月をむかえる

お飾りを作る
 12月下旬になると、正月の「お飾り」と「ヘイソク」を作ります。 「ヘイソク」はイナズマ(稲妻)をかたどったモノだそうです。 台風水害で「いなわら」が流される前に、お飾り用のわらを確保しておきました。 幸いでした。 

餅をつく
 精米したもち米を一晩水に漬けておき、セイロで十分に蒸します。 餅は機械でつきます、今では「臼」や「杵」は使いません。 気温が低いとすぐに硬くなるため、つき上がった餅は手早く成型します。 戦前、村の若い衆を集めて餅をつき、「たろべえ餅」と称し、かしこどころに納めたり、販売をしたそうです。 その時使用した道具も少し残っており、使っています。 「鏡餅」「のし餅」「かき餅」「あられ」、朝食には「からみ餅」「あんころ餅」をつくりました。

「ぞうに」の食材をそろえる
 我が家の「ぞうに」のメインは「八つ頭」芋です。 これが入らなくては「ぞうに」ではありません。 芋は低温に弱いため、正月用に埋めておいたものをほりだし、ゴリゴリともみ洗いします。 その後昔からの知恵で、水を張った桶に沈めておきます。 不思議な事に、氷が張っても冷凍障害にはなりません。

 「雑煮をつくる」もごらんください。