山ノ神沼公園化工事記録


2010年3月04日 [引渡しが終わり、完成 工期年]
 長かった「山ノ神沼」の工事が終わり、ようやく完成しました。折に触れ、工事計画について説明が有りましたが、出来上がってみると、想像以上のモノになっていました。 維持管理に、これから地元の負担が増える事になりますが、公園ですので、楽しみながらやって行きたいと思います。
 駐車場に向かうと、記念樹の「たいさん木」と大きな「柳」が目に入ります。
 湿性植物園の周囲は、立派な木道が設置されました。池の中の草取りを、昨年は市の協力で行ないましたが、一番の気がかりは、自然回帰の「ビオトープ」にならなければ良いのですが。
2009年4月4日 遊歩道の半分と、メインの湿性植物園が完成しました。注水は池の中心部のみのため、小さく感じます。ボランティアによる管理組織も結成され、明日5日は見学会をかね、最初の清掃日になります。
 池の手前、グレー部分はクローバーの土手になるようです。安定し根付くよう、のりの様なモノに種を混ぜ、吹き付けてあります。残るは駐車場と、遊歩道になりました。完成までもう一年です。
2008年3月末  護岸工事は全て終わりました。来年度は管理方法が不明で不安な「湿性植物園」と、サツキ ツツジなど花木類の植栽、遊歩道、駐車場の工事を予定しています。早く大きくなってほしい「ハンの木」や「シダレ柳」は植え込みを始めました。
 この公園の管理について2度ほど会合を持ちましたが、まだ具体化してきません。市としてはボランテアを活用し、お金をあまり使いたくないようです。「湿性植物園」にヨシが入ってしまったら、お手上げです。
2007年3月末
 今年も工事は、100mほどの距離で終了しました。まだまだ先はタップリ有ります。 昨年の工事区間には、予定どうり草が生えだしました。
できるだけ自然に戻る護岸工事、「これの管理は地元が行なう」 非農家も巻き込み、組織作りが始まりました。しかし実働班は農家が担うことになりそうな気配。高齢化の進む農家に、1つ仕事が増えそうです。 
2006年2月末
 1/4ほどの護岸工事で、今年度は終わりました。
 堤防の下は、2種類の工法が有りました。砕石を金属ネットで包み沈めた所と、丸太を打ち込んだままの個所が、交互に施工されています。
 太い排水用のフューム管が高い位置に埋め込まれいます。水位がこれを隠すほどになればよいのですが、少し心配です。
2006年1月
 護岸工事がだいぶ進み、3月までに、今年の予定分は終わりそうです。


2005年12月 
 護岸工事が始まりました。重機でノリ面を固め、防水シートを張り、斜面の部分には隙間を空けたブロックを並べました。その先は、砕石を入れた金属ネットの袋が敷き詰めて在ります。単純にコンクリートで固めるのでは無く、水生生物を少しでも守るために、いくつかの工事方法を、使い分けると聞いています。
2005年11月 
 4年がかりの誘導路の工事も終わり、今月から「山ノ神沼」本体の工事が始まりました。
 心配していたことが、現実のモノになりそうです。 昔この貝塚沼は湧き水が有り、ヨシが茂り、藻が繁茂した所でした。工事のために、水中ポンプ一基を設置し、10日(?)ほど稼動したところ、水位が70cmも下がってしましました。湧き水は「ヘドロ」や開発のために「水道」が塞がれている可能性が、おおいに考えられます。

 現在この沼に流入する水は、雨水と家庭のザッパイ水です。5月になれば水田からの排水の一部が流れ込みます。この沼の上流には間もなく「下水処理場」が出来、家庭ザッパイ水が流れ込まなくなります。水路を作り、水を確保しなければ、悪臭を放つ、干上がった沼になるかも知れません