我が家から徒歩10分程の所に「山ノ神沼」(やまのかみぬま)があります。蓮田市ではこの沼を中心にした公園を計画し、埼玉県の補助を受け工事に取りかかりました。 今後は地域の住民を巻き込み、今流行の「ワークショップ」を行ない、住環境を考えながら、公園を中心にした地域の整備を考えていきます。
 この沼は湧き水の有る沼でした。子どもの頃は菱の実が取れ、蓮の花が咲き、藻が繁茂し、カタッケ(からす貝)、シジミが捕れました。現在周囲には住宅地が広がり水質が悪化しました。
 「集落排水処理施設」の設置が決まり、水質の悪化は止まると思いますが、公園化に当たり、水質浄化が今後最大の課題と成ります。


 (写真提供 春日部農林振興センター 農村整備部)

2011年07月03日
 関東地方の梅雨は雨が少ないく、今日も暑くなりそうです。今回も60人余りの方々に協力いただき、草刈と清掃、それに「竜のヒゲ」と「ヒメイワダレ草」の植栽を行ないました。
 「ヒメイワダレ草」は繁茂力が旺盛なつる草です。しかし水には弱く、先端が水に触れると先には進みません。この性質が水田の畦道には最適と考え、今回初めて遊歩道際に植えてみました。右端の写真のようになるはずです。小さな白い花が涼しげです。

2011年03月05日
3月05日 10年の工期をへ、護岸工事(東岸のみ)と隣接する排水路の工事が全て終了しました。整備されたこの施設を、守り育てる組織も活動を始めました。今日は70余人のボランテアの参加をいただき、清掃と植栽活動が行なわれました。
       
2010年10月27日
 上田県知事の「とことん訪問」の個所に選ばれ、午後3時半から見学と意見交換を行ないました。「とことん訪問」は月2回ほど県内各地区を巡り、「埼玉県の現在」を把握するため行なわれている行事のようです。短い時間でしたので、深い話し合いにはなりませんでしたが、県内どこも同じような問題を抱えているためか、すこしの意見を聞くだけで、知事は理解しているようでした。最後に蓮田市の木である紅白の「ハナミズキ」を植えて頂きました。この後は農水大臣に会い、猛暑のため不作になった水稲被害に、保険適用をするよう陳情に行くと言い、後にされました。
2010年7月04日
 「山ノ神沼敬愛会」による、今年2度めの清掃作業を行ないました。手伝いをお願いしたところ、60名あまりの方に集まって頂きました。梅雨時のため作業が可能か心配でしたが、曇天の蒸し暑い中、汗を流して頂きました。湿性公園にはハスやスイレンが咲き、疲れを癒してくれました。次回の作業を10月に予定しています。

2010年3月14日
 浮島の製作
 「山ノ神沼を守る会」と「山ノ神沼敬愛会の役員」で、浮島を作る事になりました。浮島は水質浄化と、野鳥や魚の、憩う場所になると考えられています。休日にもかかわらず、工事を担当した県の職員、市の農政課、施工会社の現場監督にも、参加を頂きました。かなりのボリュームになりますが、今後のこともあり、浮島の製作過程を記録しておきます。
 ほとんどの参加者が、始めての経験です。材料は「木炭」「モウソウ竹」「杉丸太」椰子の実の繊維で作った「ネット」と「巾着袋」「クレモナロープ」です。
 先ず大きな巾着袋に、炭と、葦の根を交互に入れます。いっぱいに詰めた袋の口を、シロ縄でかがり止めます。
 筏は、竹と杉の丸太4本で作ります。太い竹は外側に配置し、杉丸太2本を、間隔を空け片側に結び付けます。
 その上にネットを広げ、3方を固定します。ネットは、筏の幅の2倍の長さが有ります。
 2本の丸太を固定した反対側に、丸太を1本縛り付けます。 
 炭と、葦の根の入った袋を乗せ、ネットを折り返し、挟み込みます。
 4面をしっかりむすび付け、袋が移動しないよう、上に2本の丸太を乗せます。丸太は強く縛り付けます。
 袋の移動を抑えるため、中央部にロープを張ります。錨のロープは切れやすいため、今回はビニールパイプで覆ってみました。
 これで完成です。
2010年3月4日
 誘導路の工事から10年、「山ノ神沼」を公園化する工事が、ようやく終わりました。20年以上のながきに亘り、水質浄化と公園化を働きかけた「山ノ神沼を守る会」と、近隣の4自治会で作った「山ノ神沼敬愛会」が昨年発足しました。今後はこの会を中心に、皆さんの協力を得ながら、整備清掃活動を続けて行きます。
2004年3月6日
山ノ神沼 南端から撮影 
 昨年8月19日 春日部農林振興センターが中心になり「田んぼの生き物調査」が行なわれました。梨の出荷時期と重なり、残念ながら調査に参加できませんでした。
 この調査での驚きは「モクズガニ」の捕獲でした。「モクズガニは淡水のカニでは無く、海から上がって来た」との説明でした。この地区は「貝塚」といい、又 隣町は貝殻で丘が白かった為「白岡」(しらおか)と呼ばれています。一気に縄文まで想いは飛びました。
ハクレンのいけす
 「ハクレン」は1m程になり、利根川でのジャンプが毎年ニュースになる、あの魚です。
 ハクレンは「アオコ」を食べます、アオコの中のチッソやリンを体内に蓄えるために、富栄養化した水質を改善してくれると期待し観察しています。

 2003/08 調査 最大値 COD 20mg/L 
 ちなみに 手賀沼 19mg/L
誘導路

予算の関係で分割し、3年経ちましたがいまだ沼まで到達しません。