梨畑の仕事
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 12月05日 12月に入り、剪定を始めました。今年は荒剪定を丁寧に済ましたため、少し楽に進めています。気温は未だ高めですが、明日からは下がる様です。
   
 11月19日 梨の荒剪定を一巡し、グロスガンによる深耕作業を始めました。根の在る深部を柔らかくする作業です。根の成長を助け、水はけを良くします。鉄のパイプを60cm程打ち込み、先端から圧縮した空気を一気に噴出させます。今年の7月は雨が多く、太陽をほとんど見ませんでした。しかし圃場は雨水が長期間溜まることもなく、防除作業に支障を来たしませんでした。22年も使った機械、いつまで使えるか?
   
 6月14日 時間に追われる作業は終了し、気持ちが楽になりました。今日から「誘引作業」です。伸ばしたいところは、添え木で先端を高くし、抑えたい処は、紙ひもで先端を下げます。面倒な仕事ですが、1石3鳥の効果があります。1. 養分の流れを制御し、果実の肥大を促進 2. 来年用の花芽を付きやすくし、剪定作業を楽にします 3. 無駄な繁茂を抑制し、防除効果を上げます。
   
 6月10日 「雹害果」を取り除き袋掛けを始めました。雹の前に摘果が済んでいたところは、選ぶこともできず、落とすだけの作業になります。一個ずつ丁寧に見ながらの作業は手間がかかりました。「新高」は日焼けを防ぐため、「にっこり」は「黒斑病」を防ぐために行います。どちらも僅かな面積ですが、梅雨の合間を縫っての作業になります。関東地方の梅雨入りは7日と発表されました。
     
 5月15日 2日前より「幸水」へのジベリン処理を行っています。交配から30日~40日がジベ処理の適期です。未処理の畑より、収穫期が1週間程早くなり、労力の分散が図れます。植物内のジベレリンは、開花後20日頃より減少するそうです。外部から補充することで細胞を増やし続け、熟期も早めます。  
   5月04日
 午後4時15分~35分ごろまで、雹が降りました。久しぶりです。すぐに繋ぎ目が破ける不良品の「防雹網」に替え、網目の大きな「防鳥網」に替えた畑が一枚あり、被害を受けました。大きな網目から雹が飛び込み、梨の実を傷つけました。摘果作業で、被害果を取り除ければ良いのですが、心配です。
 5月1日 連休初日から「実選り作業」を始める予定でしたが、天候に恵まれず、シルバーさんと共に「幸水」から本格的に始まりました。交配の時期は低温や強風に悩ませられましたが、よく実が付いています。  
   4月17日
 今年の交配作業は大変でした。梨の開花が始まると気温が下がり、強い北風も吹き、揃って満開になりませんでした。遅れていた新枝の花が、ようやく咲きました。まだ蕾も有りますが、今日で終える事にしました。

 3月18日 交配作業が終わると、田植えの終わる6月まで、時間に追われる作業が続きます。余裕の有る今「防雹網」を張り始めました。網を長持ちさせるなら、設置期間が短い方が良いのですが、仕方がありません。最近の網は仕立てが悪く、すぐに裂けてしまいます。補修作業が大変です。昔の網は丈夫でした。    
 3月09日 花の咲くまでに、済ましておきたい仕事が有ります。先ずは「適芽」「摘蕾」。 花を咲かせるには、体力が必要です。樹には体力を温存し、果実の成長に使ってもらうため、少しでも花の数をへらします。真上と真下の芽、無駄な横芽などを落とします。真上に付いた実は、軸折れし落ちやすいため避けます。真下に付いた実は養分の流れが悪く、大きな実になりません。 一巡した後、畳まれてある「防雹網」を広げるます。重い網を引くには力が要り、棚の上に乗るため、バランス感覚も必要です。