|
|
|
健康研究サークル『オアシス』も二年目を迎えました。 さて、4月12日の『第4回オアシスの集い』には、多数の方にご参加いただきありがとうございました。回を重ねるごとに出席者も増え、皆様の健康に対する関心の高さをひしひしと感じます。 次回7月12日の『第5回オアシスの集い』で皆様とお会いできますことを楽しみにしております。 |
|
■ 目 次 ■
|
各コーナーは上記リンクでスキップ!!
|
三千年の歴史のある鍼灸治療は、長い年月の間に中国においてはもとより、わが国をはじめ東アジアの各地において、それぞれ独自に、あるいは互いに関係を保ちながら発展してきました。 このように今では世界的に盛んになった鍼灸医学ですが、その道のりは決して楽ではありませんでした。 現在わが国では、盲学校をはじめ専門学校さらに高等教育機関である短期大学や大学、大学院などが設置されて、それぞれ鍼灸師に要求される科目の教育を行っています。 |
|
第5話 『お灸ってなぜ効くの?』 文責 眞野 仁 |
|
お灸が江戸時代より昔からお医者さんのみならず民間でも健康維持のためによく用いられ、効果
を出してきたことは第一話にもお話しました。 明治以前、お灸はその熱のエネルギ−(つまり陽気)の力を体に与えることによって、病人の足りなくなった活動的なエネルギ−を足し、増やして慢性病や疲労、冷え、気力の衰えなどを中心に、多くの病気を治すことができるのだろうとされてきました。 明治以降、科学が日本に入ってくると、自然にお灸の効果
を科学的に説明しようとする動きが出てきます。 戦後、それ以前の研究をふまえ、お灸の火傷によって生まれるストレスタンパクに着目がなされたり、モグサが燃えるときにできるモグサ・タ−ルが火傷部から吸収されることにお灸の効果 があるとされたり、今もお灸の謎は研究されつづけています。 いずれにしてもお灸は人間の体の免疫力を高め、病気を追いやることはまちがいないようです。 |
|
|
|
【栄養の調整・貯蔵作用】
【解毒作用】
【赤血球の分解作用】 【胆汁の産生作用】 胆汁は弱アルカリ性の黄色い液で、脂肪を消化・吸収されやすい形に変える仕事をします。 【体熱の維持作用】 肝細胞が大活躍するとき、たくさんの熱を生じ、血液によって全身に配られて体温の7割ほどを維持してくれます。 ◆肝臓は「沈黙の臓器」といわれます。 ◆急性膵炎や慢性肝炎に有効な薬はほとんどありません。 |
|
|
『乗り物酔い』 せっかく楽しみにしている遠足やレジャ−も、乗り物酔いで気分が悪くなったり、嘔吐を催してしまったら、本人も周りの人も不愉快になってしまうことでしょう。 周りにいる人は、ハンカチを水筒などの水で浸し、顔や胸を冷やしてあげることがよいでしょう。 なお、あらかじめ乗り物酔いをしないように、適切な予防もしておきたいものです。 トランキライザ−(精神安定剤)を含んだ乗り物酔いの薬も数多く販売されていますが、これを飲んだからといって酔わないとは限りません。 一般的に乗り物酔いをする人は胃腸の弱い人や寝不足や疲れのたまっている人に多いようです。 |
|
|
|
今回の養生訓は鍼・灸や薬に頼らず、よく運動し、養生しなさい。
という部分です。 《治療より予防》 《薬・鍼灸を用いず養生の道を守る》 《運動は健康増進のもと》 |
|
|
A ◎脂肪の種類…脂肪とは一般にいう油類の食品のことで、動物性と植物性とがあります。 ◎脂肪の消化・吸収…脂肪は、小腸でグリセリンと脂肪酸とに分解・吸収されて肝臓に送られますが、大部分はもとのままの形で吸収され、リンパ管から血管へ流れ込み、全身の脂肪組織に貯えられます。 ◎脂肪の役割…血液中のブドウ糖や貯えていたグリコ−ゲンが少なくなると、肝臓は、全身の脂肪組織に動員をかけます。 ◎参考…大豆油やゴマ油などには、身体に絶対必要な成分を含んでいます。
|
|
|
古来より中国では「二便を問う」という言葉があります。 はじめに、ウンコの色は何によってつくのかです。 ビリルビンは、十二指腸に分泌され、食べ物とともに小腸を大腸に向かって下がります。一部は途中で吸収され、再利用されますが、大部分はウンコの色づけに参加します。 ところで、腸の中の酸度は、おもにウンコの内容によって決まります。 肉食を多くする人のウンコが黒っぽいのは、肉の中に含まれる血のせいだという説明をする人がいますが、血のしたたるような肉でも、ウンコが黒っぽくなるには、よほどたくさん食べなければなりません。|こんなことはきわめてまれなことで、腸の中がアルカリ性になるのが原因なのです。 次号よりこれらの色への変化が、からだのどんな異常を告げるのかをお話して参ります。 |