◎ネクタイ
前回のタバコと同様、夏場に多く見られるのが、
着用中にかいた汗で染料が流れ出て、
ネクタイ色に染まったワイシャツの襟です
ただ、ネクタイの接する面は、
ワイシャツの襟の裏側である事から気付きにくく、いつの間にか裏が染まっていて
それが表にも・・・という状態になって初めて発覚する事も多い、厄介な事例です
また、襟が染まってしまう事に加えて、
ネクタイ自体も汗で脱色している事があります
汗が付着する＝水に濡れる、という事ですが、
ネクタイは基本的に、水洗いできるようにはなっていません
当社でも、ドライクリーニング以外の洗いをネクタイに行う事はありません
ドイツでは、そもそも「ネクタイを洗う」という習慣がなく、
基本的に使い捨てである、という事を本で読んだ事があります
（ドイツは社会保障が充実している分、
可処分所得が少なく、倹約が身に着いている面もありますが）
防止策ですが、「汗をかかない」
・・・という事が一番ではありますが、それにも限度があります
そのため、ワイシャツの襟の裏側を、
たまにチェックするよう心掛けると同時に
ネクタイと似たような色柄のカラーシャツを着るのが、
目立たせない、という意味では効果的です
クールビズの普及で、ノーネクタイが大分広がってはきましたが、
まだまだ一年中スーツにネクタイ、という方は多いでしょう
ワイシャツの襟の色が変わってしまってからでは遅いので、
「ネクタイとシャツの色を合わせる」という事を心がけると良いでしょう
万一襟に色が付いているのを発見した場合、
汗で溶け出す＝水溶性なので、すぐにでも自分で洗うか、
もしくは当社にお持ちいただければ、色抜きのシミヌキを致します
夏場には、胸ポケットのタバコと合わせて、ネクタイにもご注意を