第七回：実は危ない！身近にあるキケンなもの�@

「クリーニング業に携わる人間からすると当然の事であっても、
お客様からすれば当然でない事はたくさんある」

常々感じていたそのギャップを少しでも埋めるため、このコラムでは、
クリーニング業者から見た、衣類に関する様々な豆知識を公開しています

第七回目は、日常的に使用するものでありながら、
実は衣類に触れるとキケンなものについて

◎カビ取り剤（漂白剤）

お風呂掃除でよく使う、
カビ取りハイターなどのカビ取り剤

手に付くと荒れてしまいますが、衣類に付くと厄介な事になります

というのも、大抵のカビ取り剤には漂白剤が含まれています
カビに漂白処理をして、除去していると言う仕組みです

そしてカビ取り剤が衣類に付くと、
衣類に漂白処理をしたのと同じになります

その結果、色落ちする事があります


この現象はカビ取り剤だけでなく、キッチンハイターなど、
台所用の漂白剤などでも起こります

大掃除の際、カビ取り剤が付いて、
色落ちしてしまったジーンズなどを何度もお受けした事がありますが、
この状態は色落ちなので、洗っても元には戻りません

掃除の際などは、エプロンを着用し、
他の部分にはカビ取り剤がかからないようにするなどして、
十分ご注意ください