ザ・盗難癖
☆これは僕が某百貨店の地下食品街で働いていた時の話。
地下食品街で一番覚えている事が「スピード☆スター」。
神速の手を持つ万引きおばあさんの話。

☆「またあのおばあさん来たわ!」その声を聴いて僕はいつも仕事の手を止めて、食品街入り口に目を向ける。
すると、白髪のおばあさんがちょうど入店してきた所。

そしていつものカラの手提げ袋(笑)

☆普通の万引きする人などみんな見飽きているのだが、この人だけは別だ。
人には才能が一つはある。しかしどこに才能が出てくるかは誰にもわからない。

まさか盗難の才能は自慢できまいて。(笑)

☆話を戻そう。そのおばあさんはいつも通りに魚屋コーナーにふらりとした足取りでむかった。
ショーケースの周りをグルッと一周して、果物売り場に。

何故でしょう?すでに手提げ袋は夢で一杯(爆笑)

☆彼女なら世界万引き選手権でもイイとこいくんじゃないですか?(笑)
これが僕が彼女を注目する理由なんです。
いつ取っているのか解らない位早いんですよ。ホントに。

彼女が次に向かった先は果物売り場。そこで僕は奇跡を見る!!
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