その5

T木の某田舎なのですが林のまん前に住んでます。
おじいちゃん、おかあさん、おとうさん、姉二人と私という感じの家族なのですが、
おばあちゃんが8年前他界しました。
86才でした。

あばあちゃんとおじいちゃんは稲作をやっていて、
大きい田んぼを所有しており、
おばあちゃんが逝った日は青々とした田んぼの周りを
おじいちゃんと二人で歩いていたそうです。

そろそろ家に帰ろうとしたときで、
おばあちゃんは田んぼの真中に何かいると言い出し、
稲を掻き分け、そこへ向かったそうです。

おじいちゃんはそこでおばあちゃんを見守っていたけど
少し間があいておばあちゃんが突然すごい形相でおじいちゃんに駈けより
泡を吹いて何かを必死につたえようとして倒れたそうです。

私がおばあちゃんと会ったのは、病院のベットで生き絶える姿でした。

私同様、家族は何が起こったかわからず、 泣いていました。
その後なにか検死だかなんだかが入った気がします。

原因は心臓発作。

顔は安らかでした。

お葬式が終った後、
おじいちゃんが、私と一人の姉と父にこう言いました。

○○(名)は「白い白い魔物!」と喋っていた
と分りにくい言葉から聞き取ったそうです。

なんなんでしょうか。

この話は家族内の秘密だったのですが、
くねくねに関係あるのでしょうか?


・・・・ヤバイよね・・・。
と、言いつつまだあります。(汗)

その6
私が小学校4年生の夏休みのことでした。
3歳下の幼馴染みと、家から1kmほど離れた河原へ遊びに行きました。

「暑いから持って行きなさい。」と、祖母が用意してくれた
氷水入りの水筒をさげて、たらたら坂道を下って行きました。

河原までは子供の足でも10分そこそこ。
午後の日差しに炙られながら、小一時間遊んだでしょうか。
時々、持ってきたタオルを水筒の水で冷やして、幼馴染みの肩や
首を拭いてあげました。

夏の太陽はまだまだ高く、川べりに立つ私たちの影は
足元に溜まっていました。

夕方までまだ間があるし、遠回りして帰ろうか、と私たちは
いつもは通らない道を選びました。


中学校のグラウンドの脇を通り、農家の作業小屋の前を通り過ぎ
牛小屋を通り過ぎたら、田んぼが広がっていました。

道路はアスファルトで舗装された、割と広い道路です。
車の邪魔にならないように右側を、青く伸びている稲に
ささやかにいたずらしながら、てくてく歩いていきました。

「ひまわり。」

幼馴染みが田んぼの真ん中を指差しました。
「?」見ると、黒々とした大きなひまわりが、首をうなだれて
ゆらゆらと動いています。

「おっきいねー。踊ってるみたい。」

幼馴染みはひまわりの動きに合わせるように、うつむいて肩を動かし始めました。

最初は笑って見ていました。
次に、いい加減飽きて「行くよ。」と声をかけました。
でも動きをやめない幼馴染みに、なぜだかうすら寒さを覚えました。


「もうやめなよ!」

言いながら、なぜそんなにひまわりの真似が面白いのかと
田んぼのひまわりを見ると、それはひまわりではありませんでした。
だったら何なのかと聞かれると、”ペラペラの人間の影”というのが一番近いかもしれません。

「わ、わ、わ、わわわわわわああああああああああぁぁっぁぁぁぁ」

叫び声は自分の口から出たのでしょう。
近くの作業小屋から人が飛び出してきた時には、ゆらりゆらりと動き続ける幼馴染みと
正気をなくしてタオルを振り回している私がいたそうです。


・・・黒かったり白かったり・・。謎。

その7

田んぼでくねくねしているのを2回見た事があります。
1999年と2000年にO阪府T槻市にあるポンポン山の麓の田んぼで見つけました。
季節は1999年は6月、2000年は12月です。
すごい速さで体を振り回していました。
あれを見たら狂ってしまうのですか?
私はまだ大丈夫ですが?

なかなかヤバイ動きをしてましたよ。
すごく早かったです。
夏見たときはカカシの新型だと思って無視したのですが12月に見たときはびっくりしました。
一緒にいた友人と2人でちょっと見ていたんですが、
友人が「おーい」
と叫んだら両手?をだらんと下げてしまってこっちを見てるみたいなんです。
(目は見えませんでしたが)
その時初めて「機械じゃない!」と思いました。
その瞬間すっごく怖くなって逃げ出したのを覚えています。

今でもあの田んぼにいるのかな・・・・・・

・・・この山は昔遠足で行きましたね(汗)
まだ続きますよ(笑)

その8

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