『灰色の雪を白くしたペンギン』

 おいらはアデリーペンギン。南極に住んでいる。

 ある日、おいらは友達のマカロニペンギン君のところへ遊びに行ったんだ。するとマカロニ君は透明のみょうな板で遊んでいるんだ。

「アクリル板っていうんだ」

マカロニ君はそういって、その板を自分のわきの下につっこんでこすりはじめた。

「こうして、この板をこすって頭の上にもっていくと…ほ〜らね!髪の毛が板に吸い付くんだよ!!」

「どうしてくっつくんだろう?」

「静電気でくっつくんだって」

「静電気か…髪だけじゃなくてほかのものもくっつくのかなあ」

ということで、その板を浜に近づけてみた。砂がたくさん吸い付いたんだ。

「へ〜、おもしろいねェ。この板どうしたの?」

って、おいらはマカロニ君にきいてみた。

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