走る番が回ってきました。スーパーうさぎパートUサイボーグぴょんぴょん丸は、マッスル北村にする寄られた時の後遺症か?スタートから出遅れてしまいました。が、そこはスーパーうさぎです。100メートルのなかほどでマッスル北村やほかの走者を追い抜くと、とうとう一番でゴールしました。負けたマッスル北村は、
「ワタシノハニ〜、最初ハコンモンデスネー」
と、負け惜しみを言いました。
次の種目は玉入れです。これにもスーパーうさぎパートUサイボーグぴょんぴょん丸は出場しました。身の軽いスーパーうさぎパートUサイボーグぴょんぴょん丸は、あらかじめ青山博士から指示されていた通り、玉を投げ入れるかごのついた竿をよじ登り、かごの上に立って二丁目の人たちがかごめがけて投げてくる玉をうけとり、二丁目のかごに入れました。それから、となりの一丁目のかごに飛び移って自分の体でかごをふさいでしまいました。しかし、これは審判団に反則とされ、二丁目はこの種目は失格となってしまいました。スーパーうさぎパートUサイボーグぴょんぴょん丸はみんなから、
「反則うさぎ!きたねえぞ!!」
と、やじられてしまいました。これを見ていた青山博士は、
「スーパーうさぎパートUサイボーグぴょんぴょん丸よ、今はひたすらガマンする時じゃ、耐える時じゃ。次の種目にかけるのじゃ!」
と、励ましました。
「次の種目は何ですか?」
と、臼井助手が訊ねました。青山博士は、
「次は、わしがムリ言って今年から競技の中に入れさせた、棒高跳びだよ」
と、こたえました。それを聞いた臼井助手は驚いて言いました。
「え〜、町内運動会に棒高跳びですか?」