「松尾様にお供えしたお酒?…あのころに造ったお酒はたしか苦くなかったはずだ!そうだ、それとこのお酒をくらべれば何かわかるかもしれない!王様ありがとうございます!」
っておじさんはそういうと酒蔵へもどったんだ。 「松尾様ってなんの神様なの?」 っておいらはヒゲペンギンのおじさんにきいたんだ。 「松尾様っていうのはお酒の神様のことだ!この酒蔵にも奉ってあるんだよ。前にお供えした昔の、うまい頃の、お酒が残ってるんだ。きっとお酒の神様が昔のお酒を残しておいてくれたんだな」 おいらとおじさんは吟醸酒と松尾様にお供えしていたお酒とを持ってガラパゴス博士が住んでいるイザベラ島へむかった。 |