「ドラム缶に入ってる油を調べてみましょう」
ってフンボルトさんが機械で調べたんだ。すると、ドラム缶の中に入っている油は、井戸水や吟醸酒の苦味のもとと同じものだった。 「これで決まりだな!ドラム缶の中の油、つまりこれが苦味のもとになるのだが、それがもれて地面にしみこんで地下水まで達して、それを井戸水としてくみ上げて酒を造っていたんだから、酒が苦くなるわけだ。あのドラム缶の中の油を全部、お花を寒さに強くする機械へぶっこんじゃおうか!」 ってガラパゴス博士がいったんだ。みんなで油が入ったドラム缶をイザベラ島へ運んだ。ドラム缶の中身を、お花を寒さに強くする機械へ入れたよ。そしてお花にビームを当てて、そのお花を酒蔵のまわりに植えたんだ。酒蔵にちょっとした花壇ができあがったんだよ。
ヒゲペンギンのおじさんはくみ上げた井戸水に空気を送りこんで木炭に油を吸いとらせて水をきれいにしたんだ。それを造りに使って吟醸酒を仕込んだ。 |