『うまい酒を造ったペンギン』

 おいらはアデリーペンギン。南極に住んでいる。

 ある日、おいらは王様たちといっしょにヒゲペンギンのおじさんのところへいったんだ。おじさんはこのごろ、朝からお酒ばかり飲んであれてるっていうんだ。

「おい!ヒゲペンギン、まだ朝の9時だっていうのに、赤い顔してどうしたんだ?」

「王様こそヒクッ、どうしたんですかあ?」

「お前が朝から酒ばかりあおってるってきいて心配してみんなできてみたのだ」

「あ〜あ、今日もほがらかないいひよりだなあ!こんな日は酒でも飲まなきゃあ損、損!」

「ごまかそうとするんじゃない!今はくもってるし、はだざむいぞ。いったいなにがあったんだ?」

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