「いいわけなんてききたくないわ!あら、あんたはともかく、マカロニさんまで…でも、マカロニさんたらDJなんかやって、サラサラの髪を振り乱して、イキな選曲、絶妙な“つなぎ”そして“ループ”。かっこいいわ!キャー!!マカロニさ〜ん、がんばって!」

「どうして、おいらはともかくなの?」

フンボルトさんがマカロニ君にキャーキャー声援をおくっていると、いきなりウミネコがバケツでフンボルトさんに水をふっかけた。フンボルトさんは、

「やったわね!」

っておこったけれど、気がつくといつのまにか、ほかのウミネコやカラス、カワセミたちもみんなが水をかけあっていたんだ。騒ぎはよけい大きくなっちゃった。そこへ王様ペンギンが公園にやってきた。ツバメ君をつれてね。王様は、

「このさわぎはいったいどうしたっていうんだ!ツバメ君が困っているのがわからないのか?それにみんなビチョビチョで水びたしじゃないか!」

ってみんなに呼びかけた。つづけて、

「アデリーはともかく、フンボルトやマカロニまでいっしょになって!」

っていったんだ。

「…だから、王様まで…どうしておいらはともかくなの?」

するとさっきのウミネコがフンボルトさんにむかって、

「あの変なペンギンが、最初に水をかけたんだ」

っていった。

つぎへ、

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