あくる日。おいらはマカロニ君と反省会を開いたんだ。

「マカロニ君、キミもツバメ君に頼まれたの?」

「そうだよ」

「それにしても昨日はさんざんだったよね」

「イベントをやめさせるどころじゃなかったよ」

「夜中になってもずっと暑いから、熱気が冷めないんだよ」

「人間たちが密集している大都会では、どうしても暑くなるんだ。都会はそのまわりよりも冷めにくくなって、都市風なんていう風が吹いたり、大雨が降りやすくなってすぐ洪水を引き起こしたりするんだよ。天気や自然、生態系がおかしなことになっちゃうんだ。だからそこに住む生き物も変になっちゃうのかもしれない。せっかく、カワセミ君たちが住める環境が整っても、まだまだ別の問題がのこっていたりおこったりするんだよ。人間たちは便利さを追い求めているうちに異常気象や洪水なんていう“不便さ”もいっしょにしょいこんでいることになかなか気がつかないんだ」

「人間ってさあ、あいもかわらずアンバランスなことをしているよね!それにしてもこのままじゃ、ツバメ君に顔向けできないよ。今夜こそイベントをなんとかしてやめさせないと…」

「作戦を立てようよ!」

つぎへ、

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