そうしてジャングルジムのてっぺんへ…。カラスが、 「髪の長いペンギン君、キミはDJをやってみないか?」 っていったんだ。 「ボクはそんなことをしにきたわけじゃないから…」 「まあ、まあ、ちょっとでいいからターンテーブルをさわってごらんよ!」 マカロニ君は誰かに押されたひょうしにターンテーブルって呼ばれているレコード・プレーヤーの手前においてあったミキサーに手じゃなくてフリッパーをついた。 「おや!今のはオレにも思いつかない“ぶっこみ”だ。キミは筋がいいよ。DJの素質あり、と見た。名前はなんていうの?」 ってマカロニ君はカラスにほめられたんだ。 「ボクはマカロニペンギン」 「みんな、きいてくれ!今宵はDJマカロニのデビューだ!」 ってカラスが叫んだ。なんとマカロニ君は調子にのって“まわし”はじめたんだよ。そんなこんなでおいらもマカロニ君もカラスやウミネコ、カワセミたちといっしょになって夜通しさわいじゃった。 |