「やっぱりペンギン音頭!」 っておいらがこたえると、ジャングルジムのカラスがヘッドホン片手に、 「音頭って…ずいぶんクラシックだね!さっきはおれたち“なんでもあり”とはいったけど…まあ!いいか!今宵はユーロビートと民謡の融合だあ!!」 ってレコードをかけだした。みんな音楽に合わせていっせいに踊りだした。となりにいたカラスが、 「せっかくだからペンギン君、キミも踊りなよ!」 っていったんだ。 「おいらはペンギン音頭じゃないと踊れないよ!ってそうじゃなくて、ツバメ君が…どうしておいらはひとりで“のりつっこみ”をしなくちゃならないんだあ!」 「なに、わけのわからないことをいってるんだよ!よく、きいてごらんよ。キミのリクエスト通りペンギン音頭がかかっているよ!」 すごくテンポが速くてアレンジされてはいたけれど、確かにペンギン音頭が流れていた。 「こんなレコードいったいどこで手に入れたの?そんなことよりツバメ君のヒナが…」 |