「それが病人に対していうことなの?」

「“なんとか”じゃないってことがわかったんだから、いいじゃないの!せっかくほめてあげたのに!」

「ほめてくれたの?それってほめてくれとことになるのかなあ!」

「あんたの考え方次第よ!ところで先生、マイクロバブル発生器はどれなの?」

ってフンボルトさんがシュレーターペンギン先生にたずねた。

「あ〜あ、それはこいつだよ」

って先生は部屋のすみっこのテーブルにおいてあった機械をフリッパーでさした。それはメーターやスイッチがくっついた箱と水槽が一体になっているものだった。

「なになに…いったいこれから何が始まるの?」

っておいらは二羽にきいたんだ。シュレーターペンギン先生が、

「マイクロバブル発生器にフンボルトさんのオゾンの機械をつなげて、オゾンがたくさん入ったマイクロバブルで水槽の水を殺菌したり、いろいろなものをその水に浸けて消毒したりするんだよ」

って教えてくれた。

つぎへ、

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