弟子のミミズクが、

「フクロウ先生、ペンギンが!ペンギンが!!すぐそこまで…」

とはいってきたんじゃ。

「と、とりあえず、みんな外に出てペンギンを歓迎するんじゃ!」

わしらは一羽残らずみんな、キャンプの門の前で整列してペンギンやってくるのをしばし待った。するとペンギンが二羽、軽便の駅の方からよちよち歩きでやってくるじゃないか!わしは南のあらくれギャングにしてはおぼつかない歩き方だと少し思ったものだが、あれは演技で一度怒らせたら、牙をむくに違いないと恐れおののいた。

「これは、これはようこそ、はるかかなたの南極からおいでくださいまして…昔からのわれらが友だちペンギンさん!」

と、わしは歓迎したのじゃ。

「友だち?昔からの友だちって…今日はじめて会うはずなんだけれど」

と、ヒゲのペンギンがいったのじゃ。しまった!わしとしたことが…ちょっとなれなれしすぎた!!ペンギンが怒ってどすでも振り回したら…わしはこの瞬間、死を覚悟した!

つぎへ、

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