「キミやフラミンゴさんは足湯につかっても気持ちがいいかもしれないけれど、おいらたちペンギンが足湯っていっても…」

これを見てとったわしは、

「こ~ら!タンチョウ!このおろか者め!!あそこは足湯なんかじゃなくて、温泉だぞ!立派な温泉だ!!体ごと入っていいんだ!大ばか者め!!」

「温泉?!温泉なの?それならいくよ…それにしてもフクロウ先生、そんなにタンチョウ君をおこらなくても!」

 

 次の日。ペンギンさんたちは南極へ帰ることになったのじゃ。

「フクロウ先生、実に有意義な植樹祭でしたよ」

とヒゲのペンギン。わしはしめた!と、心の中で思った。

「名残惜しいですが…有意義な植樹祭だなんて、ペンギンさんにそういってもらえてたいへん光栄です」

「来年の植樹祭にはフンボルトっていうちょっと厄介なペンギンがお邪魔することになるだろうけれど、よろしく頼みます」

「また、ペンギンさんにきてもらえるならば、よろこんで!それでは、あのリムジンで…」

つぎへ、

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